目指せ!新規就農38|スマートファームの夢!自動収穫ロボットが描く未来農業
ノウカノタネの鶴竣之祐さんのYouTubeチャンネル“科学的に楽しく自給自足ch”で農業WEEK TOOL JAPAN東京展の紹介動画がありました。
TOOL JAPANは、日本最大級のプロツールやDIY向け製品の商談展です。農業WEEK(AGRI WEEK)と同時開催され、2023年10月11日(水)~13日(金)に幕張メッセで開催されました。
この中で紹介されていたAGRIST(株)さんのロボット収穫機に衝撃を受けたのです。
実際の動きは、動画内の18:28〜を見てもらえれば一目瞭然です。
先にハサミと手にあたる部分がついているアームが上下左右、自在に動き、収穫適期サイズのきゅうりを選んで収穫し、ボックスに入れるところまでを自動でやってくれます。
スマホと常時通信し、収穫の様子を確認したり、どの時間にどんな大きさのきゅうりをどれくらい収穫したかということもデータとして記録されていきます。
会場にあったデモ用のきゅうりは、平面的で採りやすいのですが、実際の現場そうではありませんよね、きっと。
枝葉が複雑にからみあっていても、カメラでハサミを入れやすいところを何度かチャレンジして、ちょうどいいポイントを見つけて収穫するというのですから、驚きです。
全体の4〜6割のきゅうりを採ってくれると言いますから、パートさん一人やとうのと同じくらいの働きっぷりです。
きゅうりの仕立て方を、ロボットが採りやすいようにすれば、もっと効率的に収穫できるかもしれません。
気になる価格ですが、サブスク料金となっていまして、パートさん一人やとうのと同じくらいのコストになるそうです。
さて、このロボット収穫機のすごいところは、ただ効率よく収穫するだけでなく、農家の働き方そのものを変える可能性があるところです。
例えば、早朝から遅くまで畑で作業する代わりに、農家はロボットの管理やデータ解析に時間を割くことができます。これは、肉体労働の軽減だけでなく、より賢く、戦略的な農業経営を可能にするでしょう。
また、ロボット収穫機がきゅうりだけでなく、他の作物にも対応できるようになれば、農業の多様化が進み、農家にとっては新しい収入源や作物のローテーションを考える楽しみも増えるかもしれません。
一方で、このような技術の進歩は、農業コミュニティにとっても大きな変化をもたらします。例えば、収穫作業における人手不足の解消や、若い世代が農業に興味を持つきっかけになるかもしれません。
若者が最新のテクノロジーを活用して農業に携わることで、農業のイメージがより「クール」で「革新的」なものに変わるかもしれません。
最後に、環境への影響も考慮する価値があります。例えば、ロボットを用いることで、農薬の使用量を減らしたり、土壌の健康を長期的に保つ方法を見つけることができるかもしれません。
どうです?ワクワクしてきませんか!?
私の目指すハスカップ農家。
収穫がなかなか大変な作物なんです。
近い将来、このハスカップを収穫してくれるロボット、できないかなぁ?
これからも新しい技術がどのように私たちの農業を支え、進化させていくのか、目が離せません!
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
では、また明日。
了
「目指せ!新規就農」シリーズは、おかげさまで順調に回を重ね、今回で38記事目となりました。
これまでに、
1.農家の方に会いに行こう
2.公的な就農支援にはどんなもなあるか?
3.まとめ|ハードルを知り、そして向き合う
4.農業はすきなことなのか?
5.ハスカップ農園での作業体験
6.ハスカップって何?
7.アクセルとブレーキを同時に踏み始める
8.技術でてっぺんを目指す
9.「好きなことならやるべきだ!」
10.まるでルンバ!草刈りロボ
11.第三者継承という新規就農への道
12.ハスカップ農家さんから経営を受け継ぐ
13.厚真町の就農支援は手厚い!
14.農業研修施設を見てきた
15.色づき始めたハスカップ
16.農家一家に一台!?ラジコン動噴
17.厚真町で実践したいわたしの農業
18.同じ木でも場所によって味が違う!
19.健康に良い、魅惑の果実ハスカップ
20.ハスカップ狩りに行こう!
21.畑でレストランin山口農園
22.カレンデュラ農家になりたくて…移住
23.アーティストな農家の生き方
24.なぜ、研修するのか?何を、研修するのか?
25.ハスカップ農家として何をしたいのか?
26.腹を決める
27.目指すべき農業を見つける
28.農協→卸売市場という流れで売る
29.産地直売方式で売る
30.マーケティングと営業の違い
31.どうやって買ってもらえばいいのか?
32.農協ってなに?
33.農協とどう付き合っていくべきか?
34.自分で作った作物が一番美味しい
35.その美味しさにどう共感してもらえばいいか
36.ブロックチェーン技術でトレーサビリティを効率化
37.NFTを使って、自分の商品の流通の流れを見える化する
38.農畜産物の適正価格を実現するための課題とは?
39.結局行き着く先は、直販か?
40.こんなにいい条件で就農できるんですか!?(歓喜)
41.農家はどんな情報発信をしていけばいいのか?
42.その作物に物語があるならば、応援したくなっちゃう
43.農作物はすばらしい料理人に出会って、より高い価値を引き出される
44.写真の撮り方で農作物の価値を上げる
45.なぜ農業をしたいのか?原点を問い直す
46.プロ農家の視点で学ぶ
47.プロ農家のもとで学ぶ
48.農業×アウトドアは相性がいい!
49.手持ちのカードを増やそう!
50.成功と失敗
51.人のそばで農業をすることのメリット
52.NFTって結局いったい何なのさ?
53.農業でNFTをどう活用するの?
54.消費者にどんな情報を発信すればいいのか?
55.ブランティングで作物の価値を上げる
56.地域を知るにはこどもから
というテーマで書いており、マガジンにまとまっています。
また、他にも、教育×○○をテーマにいろいろ書いています。
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