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頑張れは『なし』ですよ!
僕が小学生のとき、町内を走るマラソン大会で、沿道を埋め尽くした保護者の中にひときわ大きな声を出して『ゴロー頑張れ!』と叫ぶおばさんがいました。
そう僕のお母さんです。
たしかにマラソン大会なら走ってもせいぜい20〜30分程度。走行距離もコースも決まっているし『頑張れ!』もありでしょう。けど運動が得意でなかった僕は、母の大声での声援がいつも嫌でした。
だから幼い頃から『頑張れ!』には違和感を感じるのです。
今日はその話をしましょう。
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そして、これが人生となると『じゃあゴールはどこ?ずーっと苦しい思いをしなきゃいけないの?』となる。
だから『頑張れ』はナシなんじゃないかな?と思っているのです。
『頑張ります』と聞くと辛いことを『歯を喰いしばり』『力を入れて』とのイメージ強い。でも人生では頑張っちゃダメなことも。家族の介護やメンタルを病んだときはとくに。長い人生すぐに結果が出ることばかりじゃなく、どんな状況でも『淡々と』やるのがいい。なので『励みます』がしっくりくるなぁ。
— ゴローさん🇺🇦@その気づきが人生の宝物 (@hasunumagoro) January 25, 2023
仕事の打ち合わせの場でも『じゃあこの仕事よろしくお願いします』に対して『はい頑張ります!』みたいな返しをする。Twitterでも『毎日コツコツが大事です』のツイートに対して『XXさんを見習って僕(私)も頑張ります!』みたいなリプライを見かけます。
『うーんそれでいいのかなぁー?』と僕は思ってしまう。
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僕らの世代は学校時代、その後の社会人になってからも『根性論』『精神論』が根強く残っていた記憶があります。
『頑張ればなんとかなる』
『負けは精神のたるみだ』
『根性見せろ!気合いだ!』
ホント社会に出てからも、ときにこんなことを言われたものです。冒頭で申し上げたマラソン大会と同じく『今月、今週、今日、今夜<だけ>』と期限が決まっている苦しさを乗り切るのならそれも『あり』でしょう。
しかし、人生は長丁場。
『あそこだ!』と思って向かい始めたゴールも時間の経過とともに変わっていく。自分も変わるんですよ『九の坂』と言って『29』『39』『49』の歳からの1年。次の年代へ変わるときに。
そんな感じで自分が変わると、進む道を見失い、真っ暗闇に紛れ込んでしまうこともある。どうすれば良いんだと、もがき苦しむことは人生では起きる。これが僕の実感です。
そんなとき決して頑張っては『ダメ』なんです!
暗闇が明るまで、朝になるまで、朝になっても動けないようであれば、動けるようになるまで『心も体』も休ませないと。
なので『頑張ります』を普段から連呼しているとメンタルが落ちたときに、頑張れないのは『負けだ』と思っちゃうんですよね。周囲の人も含めて。最近は『メンタル不調』に対しての理解も深まってきたので、僕らの若い頃に比べるとずいぶん良くなってきました。
別に負けたっていいじゃないですか。一度や二度の負けで人生終わっちゃう訳じゃないし。人生における一時撤退は『戦略』のひとつですよ。
そもそも人生は誰かとの『競争』じゃないですからね。
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だから『頑張れは<なし>ですよ!』としました。
その想いから『頑張る』『頑張れ』を普段から口にしないのが『いいかなぁ』と。『努力』もいい言葉ですけど、力がこもる感じがしてしまう。
いまの僕は力を抜いて毎日『コツコツ』積み上げることが大事だと思っています。
なので『励む』がいいですね。人に対しても『励みます』と返すようにしています。
僕の『人生の目標』はあらゆる意味で揺るがない自分を作ること。
人格完成です。
これからも皆さんと共にその高みに向かって『励んで』まいります。
それではまた。
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![ハスヌマ ゴロー(蓮沼五朗)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86955137/profile_265987ffb8c29b430c23b214b59e1481.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)