【ブックレビュー】「どうせ無理」と戦うんだ!
いい本を読み前向きになりました。
それはこの本!
植松努さんの「天職が見つかる空想教室」(サンクチュアリ出版)です。
「まえがき」をめくった途端ににガツーンと、
「思いは招く」
とありました。
そのとおり!まず思いがなければ実現もありません。スポーツでも「勝ちたい」と思わなければ勝負にならないでしょう。本当に共感です。
そのほかにも、こんなことが書いてありました。
◇◇◇◇
「すでにできること」ではなく「まだできないこと」をやってみる。
プレッシャーを感じる役割を、すすんで引き受けてみる。
◇◇◇◇
これは毎日仕事をしていて実感する言葉です。
誰でもはじめは「初心者」なんですよ。「この人のリクエスト、キツいんだよなぁー」とうるさ型のお客さんを避けていてはいつまで経っても「対人スキル」は身につきません。
失敗したっていいじゃないですか!
無理なことは誠意を持って説明すること。理解が得れれば良し、得れなければ何度も言葉を尽くす。そんな「まだできないこと」の積み上げが後から効いてくるんです。5年10年後にはやって来なかった人との差にビックリすること間違いない。
また僕も仕事でプレッシャーを感じるとつい「八つ当たり」しちゃったこともあるんですけど、仕事が難しければ難しいほど上手く終えたときの「達成感」「充実感」は実体験のない人には分からないと思ってます。
その達成感&充実感が欲しくて「次はもっと難しい仕事をやってみよう」とのモチベーションに繋がるんですよね。
よし!俺もまた頑張ろうと思わせてくれる内容でした。
最後にもう一つ。
「どうせ無理」と戦う。
とありました。
この言葉を読んで僕はこう感じたんです。
皆さんもご存じのとおり今年のノーベル平和賞は「日本原水爆被害者団体協議会=ニホンヒダンキョウ」が受賞しました。その発表をニュースで聞いて日本人としてうれしい反面「核兵器のない世界なんて来る訳がない」と思ってしまったんです。
それはロシアのウクライナ侵攻でも、イスラエルのガザ地区攻撃でも、常に核兵器使用可能性がある。当事国の為政者がそれを匂わす発言をしているからです。ならば僕らもそれに備える必要があるのではないか?やられる前にやってしまえ!目には目を歯には歯をだ!との考えなくがなかったのです。
だから「核兵器廃絶なんてどうせ無理」だと。
でもこの植松さんの言葉を聞き、また被曝者の人たちの過酷な体験を報道で再び知り反省しました。僕らは「核兵器廃絶どうせ無理」と戦うんだ「思いは招く」のだと。
読後に平和への思いまで考えた大変良い書籍でした。小中学生から大人まで幅広く読んで欲しいです。そして植松さんが出演されたTEDトークのご案内です。
最後にもう一度本のリンクを入れますね。
それではまた。
◇◇◇◇
過去記事のリンクです。良かったらこちらもどうぞ。