弘法は筆を選びます。
本当は「弘法、筆を選ばず」なんですけどね。
けど筆を選ぶのもペン習字の楽しみの一つ✨✨
万年筆はインクを補充しても「ペン先(ニブとも言います)」は変わらず、ペンが生き続ける限りずーっと使い続けます。
いわば書くための「パートナー」ですね。
そして年単位の長い時間にわたって「ペン先」を使い続けると、少しずつ持ち主の「筆圧」や「ペンの持ち方」に合ってくるんですよ。
それが実感出来ると万年筆が「唯一無二」の存在になってくる。他の道具(持ち物)では考えられない愛おしさを感じるんです、と今回はそんな「一本の万年筆との出逢い」のお話です。
僕は文章修行の一環として、去年の夏から天声人語の書写しを毎日やっています。
元々文房具は好きで、使っていないノートをたくさん持っていました。それと昔々に、買いっぱなしで放っておいた「ペリカンM800(これも超高級万年筆:プチ自慢/笑)」を使って書き始めたんです。
すぐに「おぉー万年筆って書き味メッチャしっくりくるやん!」と感じておりました。
天声人語の写書を開始してまもなく「字も上手くなりたいなー」と感じ、そして「それじゃペン習字を始めるか!」と思いついたんです。
しかし、僕は「継続」という言葉から何万光年も遠い存在。「ペン習字もそのうち飽きるだろうから『YouTube』を参考にすりゃいいべ」と、そんな気持ちでしたね。
その時、選んだのは大江静芳先生の「静芳(せいほう)のYouTube書塾」でした(これがとても良い選択でした。いずれ詳しくお伝えします)。
まずは「ひらがな」からスタート。先生からお勧めされたペン習字用ボールペン「ぺんてるエナージェル1.0mm↓」を使って練習していると、
「やっぱ万年筆の書き味がいいなぁー」とろくに練習もしていないくせに贅沢病が頭をもたげて来た。それでも、もう一人の僕が「まあ待て」と贅沢病を抑えています。
が!しかーし!!
先生の動画教室の中で、万年筆ブティック「書斎館」さんを紹介しているじゃあーりませんか!この動画が僕の背中をグイグイ押してくる。ここで出会っちゃ100年目、もうペン習字用の万年筆「買っちゃうべ!」と腹を決めたったのです。
思い出すは、まだまだ暑い去年の9月末。書斎館さんを訪れた僕。何本も試し書きをして、ショップスタッフさんの強いレコメンドもあり、僕の「相棒」となったのがこの万年筆、
パイロット カスタム URUSHI <B>だ!
本当にコイツは「伝家の宝刀」とも呼べるほどに僕の宝物。国産万年筆で最も大ぶりな「30号ニブ」が「トメ」「ハネ」「ハライ」のペンの動きをちゃんと「しなって」受け止めてくれる。
そして潤沢なインクフローでなめらかに紙の上を滑っていくのです。まるで達人同士が舞う社交ダンスのようにー。
静芳先生が監修された「ペン習字練習帳」との相性もバッチリ!
あ!ちなみに静芳先生にもペン習字を始めて万年筆を買ったことは、昨年コクヨさん主催のワークショップで直接お伝えしました(覚えてくれてるかな?笑)。
しかし、この万年筆への思い入れが強く、饒舌になり過ぎでしたね(笑
止まらなくなりそうなので、この辺にしときます。
今回は「弘法は筆を選びます」でお届けしましたけど、50オジサンを虜にする素敵な万年筆との出逢いは「ペン習字」がキッカケでしたって、そのタイトルもありですねー。
興味を持ったかたは、是非僕と一緒にペン習字やりましょー。
それではまた来週!歯磨けよー!!
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日々のペン習字の成果をちょこちょこnoteにアップしています。記事やつぶやきが増えて来たのでマガジンにまとめました。
良かったらこちらも見てくださいねー。