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「うがっている」と、褒められた日。

「うがってるな~」

先日、夫に言われたんです。

私のある発言に対して「うがっている」と。

ほぇ?

夫は嫌味をこめて私に「うがっている」と言ったのでしょうね。

「うがつ」は、疑い深いとか、深読みしすぎとか、よくない意味でつかわれる機会の多い言葉ではないでしょうか。

でも、今の私にとって「うがっている」は、最上級のほめ言葉。

ほめてくれて、ありがとう。ざまぁみろ。

「うがつ」本来の意味は「物事の本質を捉えようと鋭い視点で見る」ということらしい。

「うがつ」とは,「穴を掘る」ということであり,そこから転じて「物事を深く掘り下げ,本質を的確に捉える」「隠れた真相を見抜く」という意味でも用いられる言葉です。ですから「うがった見方をする」というのは,「物事の本質を捉えようと鋭い視点で見る」という意味になります。

出典:文化庁広報誌 ぶんかる

ものごとをいろんな視点から見て、考えて、感じる。

それが「うがつ」。

表面だけでなく、裏側や側面も。

可能ならナカミも「うがつ」。

「うがったものの見方をする」

これこそが私が目指す、ライターとしての姿勢なんだとハッキリ自覚しました。


「Webライターになろう!」そう決めた日から、ことばの選び方や使い方が変わりました。

なんでもかんでも「ヤバイ」で片づけてしまった自分にサヨナラ。

なにがヤバイ?どのくらいヤバイ?

ヤバイ、別の表現はできないの?

毎日毎日、自問自答。

さまざまな視点からものを見る、感じる、言葉にしてみる。

そんなトレーニングのつもりで始めたnote。

伝わる文章を書きたい。

読者の心に残るような表現、心をあたためるようなことば。

うがったライターに、私はなりたい。


*あとがき*

夫に「うがっている」と言われたきっかけは、カレーです。

夫とおいしいカレーのレシピを探していたら、「美味すぎて・・旦那が帰ってくるカレー」というレシピを見つけました。

これはおいしそう!今日の晩ごはんは、このレシピで決まり!

そして、食材の買い出しに行く夫に一言。

「うまいカレーを作らなきゃ帰ってこない夫なのか……」とつぶやいたんです。

そしたら、言われました。

「うがってるな~」と。

わだゆゆさんのレシピ「美味すぎて・・旦那が帰ってくるカレー」は、本当においしかったです。

旦那じゃなくても帰りたくなる!


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