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今までの生まれ直し

もうそろそろ、私たちの赤ちゃんが産まれる頃合い。
今は37週なので、いつ生まれてもおかしくない状態。ドキドキしながら今か今かと待ち侘びている。でも、焦ったりはしない。まだ、前駆陣痛が来たりお腹が下がってきたり等何も予兆がないので、もうちょっと夫婦2人の時間を楽しめそうだなと思ってたりもする。

最近は妊娠後期に入って、あっという間に時間は過ぎていくなぁと感じながら日々過ごしている。
かぎ編みにハマってしまった。最初はおくるみを編んであげようとYouTubeを見ながら編んでたら思いの外楽しくて三週間くらいかけて編み終えた。
単純作業の繰り返しなので、あっという間に時間が過ぎていく。
また、我が子のために編みあげるという目的が何だか母親っぽくて良い。如何にも母親みたいなことしてる感覚になって良い。
しかし、毛糸のおくるみはすぐ暑くなりそうでお役目御免になりそう。冬生まれで良かったなとは思うけど。
短い期間だが、おくるみの活躍を期待しよう。
こういうのは記念品みたいなもんだし、思い出になればいいから自己満でもいいのだ。
おくるみを編み終えたら、ちゃんと本を見て編み図を理解して編み上げたいと思った。
母から本は借りていたのだが、母が忙し過ぎて編み図の読み方を教えてもらえる時間がなかった。
インターネットで勉強しようにも調べ方がイマイチわからず。
編み物教室はお金がかかるからなぁと躊躇っていた。
何となく連絡した友達にかぎ編みができるか聞いてみたところ、ちょっとなら編み図が読めるとのことなので、早速教えてもらったら本当に読めるようになり、早速ベビーシューズを編み上げられた。
すごい!感動した。
しかし、新生児にはかなりデカく緩く出来上がったのでこれも記念品みたいな感じになった。
でも、出来上がったのが嬉しいのだ。調子に乗って今度はYouTubeに上がってたくまさん帽子を編み上げた。これは一日で出来上がる代物。
可愛くできたので、退院したら着けようと思う。
きっとかわいいだろう。

もうすっかり編み物にハマってしまい、Twitter・インスタで編み物アカウントをいいね・フォローしまくっている。
楽しい。
昔、単純な編み方でかぎ編みにハマったことはあるが、その時も編み図が読めずマフラーを編むしか出来なかったけど、これからは色々編めるなぁと楽しみが増えた。とても嬉しい。地道に編みながら色々増やしていけたらと思う。

子供に対して、あれやこれやをやってあげたいという気持ちが少しずつ増えてきた。
こういう子に育って欲しいと思う事も増えてきた。
期待したい事も親のエゴになりがちだと思う事も増えてきた。
あまり期待を膨らましてあれやこれやを背負わせるのは良くないと思っている。だってどう育つか、どういう人間になるかなんて生まれてきたその子自身の性格次第だし、強制もできないししたくない。
窮屈に生きて欲しくないし、生きていればそれで充分だと思うことも良くある。
大怪我や大病をせず、健康に生きていってほしい。
色んな経験豊かに体験してほしい。沢山の失敗をしてその度に乗り越えていってほしい。
人生、生きてればどうにかなる。どうか楽しい事を諦めないでほしい。

そんな事を何となくぼんやり考えたり。
あまり考え込むと、育児とは?みたいな哲学みたいな難しい事を考え始めるので、とりあえず我が子の望むままに生きていけるようにサポートしていければいいなと思う。

そして、我が子の事を考えているとどうも自分が母親からしてもらった色んなことが蘇ったりする。
ああ、こんなこともしてもらったなあんなこともあったなとか色んな事をちょくちょく思い出されて、何だか私の人生の生まれ直しをしていくような気分になった。
そっくりそのままやっていく訳ではないけど、自分の事を振り返りながら我が子と過ごす事になるんだなと気付いた。
そう思うと、母の存在はとても大きくてありがたく思えるようになった。
まさか、自分が母親になる時に改めて自分の母の存在を再確認するとは。
あまり想像がついてなかったが、いざ目の前にすると泣きそうになる。
そうやって素直に親の偉大さを認められる人間性があってよかった。それは私の母がちゃんとした人だから・私も素直にそれを受け入れられたからだと考え至る。そういう大人が身近に居てくれてよかった。私はラッキーだ。

これからは旦那さんと一緒に家族を構成していく。
色んな人たちと出会って、色んな経験をしていく。
多分おおかた、楽しいことばかりだといい。
辛い事もあるだろうけど、乗り越えていけるといい。
我が子の成長を楽しく頼もしく、こんなこともできるようになってしまったとたまに寂しく振り返ったり、でもいつまでも楽しく過ごせるようにできるといい。

これからも楽しく過ごせるように。

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