いつの間にか。
前回の更新より、かなり時間が空いてしまった。
色々書きたいこと伝えたいことなど、沢山あったのにいつの間にか時間が過ぎていってしまった。
最近の私はとにかくやる気が無くて、気分は穏やかで気ままに買い物に出掛けたり散歩したり昼寝を沢山したりで一日家から出ない日もままにあり、「この時間は何の時間かわからないけど過ぎていくな」と思いながら、生きている。
◎妊娠をした。
結婚式が終わり、やれやれと落ち着いた頃「子供はどうしようか」と考えていた。
結婚をした時点で主治医からは「妊娠するなら減薬しないと」ということで、減薬開始。
月一の診察は変わらず、行くたびに減っていく服薬量に最初はとてもドキドキしたけど、あまりにすんなり減薬できていくので、今まで飲んでた薬の量は何だったのか、と疑問に思った。
でも、デパケンもエビリファイも私にとっては頼もしい薬たちだった。これらが無かったら、私は安定してなかったかもしれない。
この薬たちからは一旦の卒業をしたのだなと思い返す。
最終的にはラツーダのみの服用で11ヶ月くらいの時間をかけて調整していった。
そして、妊娠がわかった。
今は、安定期に入り6ヶ月。
妊娠初期はそわそわと週数を気にしていたが、中期に入ったらいつの間にか時間が過ぎていった。
胎動も日に日に強くなっていく。それを体感するたび、母になるんだなと思う。心強いし不安だし楽しみなのにどんな気持ちでいたらいいか、たまにわかんなくなる時もあるけど、日々赤ちゃんと共に生きているんだなと実感している。
妊娠後期など、あっという間に過ぎていくのだろうなと思う。
胎動も今以上に強くなる。よくSNSでお腹がボコボコに動く胎動動画を見るが、こんなになるのかーなんて呑気に言ってられるのも今のうちだと思う。
楽しみだけど不安でもある。かなりトイレが近くなるらしい。尿漏れパッドを買っておこうと思う。
◎障害者が妊娠することについて
たまたまSNS上で見かけた心無い言葉たちに「障害者が妊娠するな」というものがあった。
かなり心に刺さる言葉である。障害者の親を持つ子供目線で何かを言う人達も見かけた。
障害が遺伝する事がわかってたなら生まなくてよかったのに、とか親としてこれから子供に接することがメインとなってくる立場としては、正直言われたくない言葉たちだ。
かと言えば、私は思春期だった頃「この世に生まれるなんて頼んでない」と思ってた時期もあった。多分親には言った事はないと思うけど、めんどくさい家庭環境の中で生きづらさが行き場無い状態で思ってた事柄だった。
今、これから親になる自分がこれらの言葉を投げかけられたらどう反応したらいいのだろう。
まず、障害者でも妊娠できる状態であるなら妊娠はしても良いと思う。他人にダメだと言われても関係ない、だって自分のことだから。とやかく言われる筋合いは無い、だって私の自由だから。
妊娠を望む事だって自由だ。だから他人に何か言われても凹むけど「私の自由だから」と言い返したい。
妊娠が望めない状態ならそれはそれで現状を受け入れていこうと思ってたし、幸いなことに主治医からのGOサインも出た。
旦那さんとも共通の意思確認もできた。減薬も比較的スムーズにできた。
色んな条件が重なって初めてスタートラインに立てた。
でも、外野の心無い一言で挫けそうになっても途中で終わりにできないし、しない。
その時その時に感じた事をちゃんと丁寧に受け取って言葉にできれば、生きる道に繋がるような気がしてる。
「障害者だから」「産んでと頼んでない」とか色々子供に言われる事があっても、私が望んだワガママに付き合ってもらうしかない。
産んでと頼んでないのに産まれてきてしまった世界に、少しでも産まれてきてよかったかもと思えればいいなと思う。
それには、ある問いが引っかかる。
「生まれてきてよかったと思うことに抵抗がある」私がいて、子供を望んだことに矛盾が生じてる。
でも、今、子供に対しては生まれてきて良かったと思えるように生きてほしいと願ってる。
もし、子供が生まれてきてよかったと思ってくれたなら、私自身も生まれてきてよかったなと思えるような気がする。
そういう風になるといい。
私はただ、子供と旦那さんと家族で楽しく過ごしたい。
これから、沢山のことが起きて目まぐるしく過ぎていって、沢山笑っていければいい。
不思議なことに妊娠してから気分の上げ下げがあまり無く、凄く平穏に過ごしている。
働いてない事もあり、ストレス無く過ごせているのが一番だけど、本当はもっと激しい感情に飲まれていくのかと不安に思っていた。
呆気ないくらい静かに凪いでいる。
また、赤ちゃんが生まれたらかなり変わっていくので、呑気な事を言っていられるのも今のうちだと思う。
本当はおくるみを編んであげようと毛糸を買ってきたのに未だ手付かずで放置している。
編まねば。
それから、精神疾患を持った人が妊娠をするのがマイノリティすぎるのか情報が少な過ぎてびっくりしている。
転院したり何だかんだあり、病院関係がかなりドタバタした。やっとこないだ分娩する病院が決まったところである。
地域の保健師さんがかなり心配してくれて、週一で電話をくれるほどだった。ありがたかった。
あまりに情報が少ない事に腹が立ったので、妊娠する前の減薬開始から出産までをコミックエッセイにしてまとめたろうと画策している。
プロットで止まってるけど。
完成させられたら万歳だけど、いつできるか謎なのでなる早で頑張ります。
妊娠できる状態にいる精神疾患を持った方々の力になれば幸いと思う。何だったら妊娠前コミュニティがあっても良いと思う。
私はかなり不安に思いながら、妊活をしていた。
こういうのは良くないと思う。
なのでコミックエッセイ頑張ります。
あとは、冬までに無事成長してこの世に出てこれるように赤ちゃんと共に過ごしていこう。
楽しい事はみんなで笑って、苦しい事は一人で抱えず一緒に考えていけるよう見守っていけたらと思う。
どんな人生を歩むかは、もう赤ちゃん次第なのでどんな子でも一緒に笑って過ごせたらいいな。
これからがとても楽しみだ。
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