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歯磨きは好き?

歯磨きを嫌がる子は多いと思います。
我が家には現在2歳になる子がおり朝晩の二回歯磨きをしていますが、特に嫌がる様子もなく素直にお口をあけてくれ、親として助かっています。
本記事では、私が意識的に行ってきた歯磨きへの取り組みについて、ご紹介します。


我が家での歯磨き

朝晩の二回ある程度決まったタイミングに行っており、本人+親が磨くときもあれば、親が最初から磨くこともあります。
また、横になることもあれば、座ったまま磨くこともあります。
たまに口を開けなかったり「やーだよ!」と言うこともありますが、構ってほしくてするような感じで、歯磨きが嫌という訳ではないようです。



大人でも面倒な歯磨き

大人は、虫歯や歯周病になるリスクを理解しているので歯磨きをします。
しかし疲れているときは誰でも億劫に感じるものです。
「全自動歯磨きマシーンでもあればなあ」と妄想を膨らませたことのある人も多いのではないでしょうか。

自分の幼少期、刺激的な毎日において歯磨きはマンネリ化し楽しくなく、特に面倒だと感じていた記憶があります。
大人も楽しんで歯磨きしているわけでないのに、「お歌を歌って歯磨き~」や「歯磨き楽しいね!」と声掛けするのはどうなのか。と思っていました。

今の私はどうして、自然と歯磨きを出来るようになったのか。
考えてみると「口の中をさっぱりさせたい」「朝起きてすぐスッキリできると気持ちがいい」等、楽しさより当たり前にある清潔感を重視している気がします。

汚い場所で過ごすとそれが当たり前になり、気にならなくなる。
いつもゴミが落ちていない環境にいると、落ちているゴミに目が行く。
箸をきちんと持てている人ほど、他者の箸の持ち方に目が行く。

このどれも、本人にとって当たり前があるから、そうでない状況に敏感になるという事例だと思います。

つまり、無意識のうちから「歯磨き後のスッキリ」が当たり前になり、歯磨きしていないお口には違和感がある、という環境づくりを行うことが効果的ではないかと思うのです。



我が家での取り組み

1.歯茎マッサージ

まだ歯が生えていない五か月頃、離乳食を始めたタイミングで同時に歯磨きという名の、歯茎マッサージをはじめました。
歯茎を優しくマッサージするように磨くと、歯磨きのシャカシャカという音と違いキュッキュッキュとかわいい音がしていました。
早いうちに口に何かが入っている、歯茎に刺激があるという経験をしてほしかったからです。

2.できるだけ同じタイミングで行う

朝は、朝ごはんの後/お着替えの前、夜は、ジュースやお菓子など好きな事をした後/寝る前。
必ず同じタイミングで行うことで、子ども自身が「次は歯磨きの時間」と自覚でき、今はやだ!と言われにくくする効果があります。

3.歯磨きの後は「さっぱりしたね」と声かけ

歯磨きの後は、コップ1杯のお水を飲んでもらい「さっぱりしたね」と声掛けをするようにしています。
前項でもお伝えした通り、目的は「さっぱり・スッキリした」という経験を増やして、それが当たり前だと無意識に感じてもらうことです。
「これがさっぱりなんだ」と感覚と言葉を繋いで、覚えてもらいたいのです。



好きになるより、嫌じゃなくなるように

歯磨きは、習慣になれば健康への強い味方になってくれます。
しかし子どもにそれを理解してもらうのは、まだ先になるでしょう。
毎日行ってほしい行動を好きになってもらう必要はないと思いますが、少なくとも嫌ではないと思ってもらえる手助けが出来るよう、子どもと向き合っていきたいです。





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