「おかえり」は救いのことば。
今日、あなたはだれかに「おかえり」と言っただろうか。
それとも、だれかに「おかえり」と言ってもらっただろうか。
下校中の小学生に、「おかえり~!!」と
大きな声をかけているおじいさんを見かけた。
子どもたちはうれしそうに、「ただいま!!」と言う。
毎日学校で、好きでもない勉強をしたり、
まわりにいる友だちに気をつかったり、
子どもたちだって、
大人と同じように社会に疲れていることもある。
なんとなく疲れた帰り道に、
だれかに「おかえり」と言ってもらえるだけで、
「自分はここに帰ってきてもいいんだ」
という安心感が、こころの中に生まれる。
安心感=「いつでも戻れる場所」
いつでも戻れる場所があるからこそ、
人はチャレンジできるし、失敗もできるのだと思う。
それは、子どもだけでなく、大人にも言える。
どんなに苦しくても、
どんなにつらくても、
「おかえり」と、温かく受け入れてくれる家族が
いること。
これ以上に幸せなことはない。
ふと、昨日のことを思い返す。
夫に「おかえり」って言ってあげたかな。
家の中だけでなく、
職場でも、近所でも、
「おかえり」と、だれかを迎えてあげよう。
それは、相手に安心感を与えるだけでなく、
あなたの安心できる場所を作ることでもある。
「おかえり」という言葉は、救いのことば。
疲れたこころに、そっと温もりを与える。
さぁ、今日は、
夫に「おかえり」と、ちゃんと言おう。
そして、眠りにつく瞬間に、
「今日もおつかれさま」と、自分にも言ってあげよう。