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最近の記事

「アマテラスの暗号」|伊勢谷 武 についての感想【読書】

あらすじ 『アマテラスの暗号』は、古代日本とユダヤ教との驚くべき関係に迫る歴史ミステリー。 元ゴールドマン・サックスのデリバティブ・トレーダー、賢司は、父の突然の死を受け、日本へと帰国。彼の父は、歴史ある丹後・籠神社の第82代目宮司であり、父の死には古代史に隠された重大な秘密が関わっていた。 彼が手にした手がかりは、1975年に発見された国宝『海部氏系図』。 この謎を解く鍵は、最高神アマテラスと秘儀「大嘗祭」にあった──。 日本の歴史と神話に挑む壮大なミステリーがここに展

    • 「リカバリー・カバヒコ」|青山美智子 についての感想【読書】

      あらすじタイトル:リカバリー・カバヒコ 新築分譲マンション「アドヴァンス・ヒル」には、古くからの伝説が息づく。 近くの公園にあるカバのアニマルライド、「カバヒコ」は、自分の治したい部分を触れることで回復すると言われている。 この都市伝説に導かれ、5人の住人たちがそれぞれの悩みを打ち明け、心の傷を癒していく姿を描いた連作短編集。 各話は独立しているが、登場人物たちの繋がりが徐々に明らかになり、やがて一つの物語として結実する。 青山美智子によるこの作品は、どんな痛みも優しく

      • 「団地のふたり」|藤野 千夜 についての感想【読書】

        あらすじ 『団地のふたり』— 静かな日常に寄り添う50代女性たちの友情物語 築60年の古い団地を舞台に、50代の幼馴染、桜井奈津子と太田野枝(ノエチ)が再び出戻って過ごす日常を描いた心温まる小説。 奈津子は、かつてイラストレーターとして活躍していたものの、今は仕事が減り、ネットでご近所さんの不用品を売りながら生計を立てている。 一方、ノエチは学者を目指していたが夢に挫折し、現在は非常勤講師として生計を立てている。 お互いが独身50歳となり、人生の浮き沈みを経て同じ団地で

        • 「ある閉ざされた雪の山荘で」|東野圭吾 についての感想【読書】

          早春の乗鞍高原、孤立した雪山のペンションに集まったのは、俳優志望の男女7名。 彼らはある演劇オーディションに合格し、3泊4日の「舞台稽古」に挑むことになった。 しかし、その舞台とは電話も通じない孤立した山荘を舞台にした「殺人劇」。 ところが、演出家からの指示に従って稽古が進むうちに、メンバーが次々と姿を消し、やがて彼らの間には疑念が生じる。 これは本当に演技なのか? それとも現実の事件が起きているのか? 驚愕の真実とともに幕が下りるとき、観客も登場人物も予想外の結末に

        「アマテラスの暗号」|伊勢谷 武 についての感想【読書】

          「透明な螺旋」|東野圭吾 についての感想【読書】

          東野圭吾さんのガリレオシリーズ第10作『透明な螺旋』が、待望の文庫化を迎えました。 ストーリーは、南房総沖で発見された男の銃殺死体をきっかけに、失踪した女性との関係や、捜査中に浮かび上がる湯川学(ガリレオ)の驚くべき秘密が明かされるというもの。 湯川の親友である草薙刑事や、その部下の内海薫も物語に深く関わり、彼らの絆や対立を背景に、事件が徐々に解き明かされていきます。 さらに、本作には特別収録の短編「重命る(かさなる)」も含まれており、読み応え抜群です。 東野圭吾さんの代

          「透明な螺旋」|東野圭吾 についての感想【読書】