【#創作大賞感想】文学フリマ岩手9 C-6出店福島太郎祭③黒田製作所物語
福島太郎さんに
「創作大賞感想を書きますからね」
と約束をして漸く「#創作大賞感想」を投稿した一昨日。
2024年6月16日㈰に開催される文学フリマ岩手9(出店:C-6)を祝うべく本日も「福島太郎祭」を開催🙌
明日の出店を応援すべく祭の最終日は「黒田製作所物語」の感想を投稿します。
福島さん、明日は文学フリマ岩手6を楽しんでくださいね。
「noteの池井戸潤」と呼ばせていただいている福島太郎さんですが、作品によっては「noteのプロジェクトXだよっ!これはっ!」とnoteの大通りに立ち叫びたくなるものがあります。それがこちら👇「黒田製作所物語」です。
「プロジェクトX」が好きな方ならば是非とも読んでいただきたい小説です。そう言い切るには理由があります。この「黒田製作所物語」のコメント欄が熱気を帯びており、読むたびに「プロジェクトX」を思い出させるからです。コメントのひとつひとつから書き込んだ方の熱い思いが伝わってきます。
一話読むごとに泣かずにはいられないエピソードが「黒田製作所物語」には散りばめられています。本文は「プロジェクトX」でコメント欄は視聴者、そんな雰囲気を感じてしまうのはわたしだけではないはずです。
実際、一話読むごとに嗚咽が漏れそうになりました。今回、福島太郎祭を開催するにあたり感想文を投稿直前に1話ずつ読み直し書くというスタイルを取りましたが、今回に関しては感動の波が押し寄せるのでキツかったです。
投稿してかなり経ってから読み始めたため、コメント欄に参加するタイミングを逸しました。ただ、読み始めが遅かった分、熱いコメント欄を読んで感想文を投稿するという状況を得る結果となったのは幸運だったと思います。コメント欄とセットで読む「黒田製作所物語」はnoteならではの小説の楽しみ方を私に教えてくれました。
元々、黒田製作所初代社長の虎一のファンだったのですが、今回あらためて読み直すと3代目の美希社長の魅力に気づけたのも良かったです。彼女の決断に何度も心を揺さぶられたなあ。
虎一の時代、男中心だった職人の世界は美希の時代になり女性を受け入れ、男女関係なく活躍できる会社へ進化することを予感させます。
福島さんは黒田製作所のモデルとなった会社の4代目も書いていきたいとおっしゃりました。
「黒田製作所物語」の続編で福島さんはそのことを書かれると思います。その時、黒田は男女どちらが活躍するのではなく「人が支え合いどちらも活躍する会社」になっているでしょう。
黒田は常に地域と人に恵まれ成長してきました。これからの成長をもっと読みたいし、それを福島さんの手で描いて欲しいです。
「黒田製作所物語」は創作大賞ビジネス部門の応募作となります。「銀山町妖精綺譚」と同じお仕事小説部門に応募されると思い込んでいたため、この選択にハッとさせられました。
「黒田製作所物語」は小説でありながら一つの会社の社史であり日本の経済復興の歩みとも読み取れます。そのため、ビジネス部門に最適な小説だと心の底から納得できました。ビジネス部門だからといってノウハウや成功譚でなくてもいいのですね!
創作大賞2024でnoteの池井戸潤が、いやnoteのプロジェクトXが誕生しますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?