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【#創作大賞感想】「バンビィガール」に感じた熱い創作大賞の日々

オガワヒカリさんの「バンビィガール」を読み、7月23日で終了した「#創作大賞2024」の楽しかった日々を思い出し胸が熱くなっています。祭りに参加しなきゃ損で創作大賞を楽しんだ私ですが、それは「悔いなく参加したい」の気持ちの現れでもありました。主人公の真直ぐな姿に、創作大賞に真正面から取り組んだ日々を肯定してもらっているようで嬉しかったのです。

もし、誰かに「創作大賞に参加して良かったことは」と聞かれたら仲間と目標に向けて頑張ることの楽しさを知ったことだと私は答えるでしょう。創作大賞の最後の最後でホラー小説部門を一気に投稿できたのも一緒に頑張る仲間がいたからです。1人だったら絶対に挑戦はできなかったと思っています。

「バンビィガール」でも主人公は奈良の情報誌のモデルになるために仲間を募り、チームとして作戦を練り勝利を得ます。地方の情報誌とはいえ、モデルですし芸能人のように華やかな世界だと私は思っていました。しかし、参謀役を見つけたり、票を投入するタイミングを計ったり、情報誌のモデルとして必要な要素を探したりと地味な努力が「バンビィガール」では描かれています。

旅に出ると美しい女性が名所を案内したり、グルメ情報を教えたりする冊子を観光案内所でよく入手します。美人だからパンフレットに載っているのだとなんの疑問もなく思っていたのですが。にこやかに微笑むその姿の裏にこのような地道な努力が隠されているのかも、と考えると頭が下がる思いでいっぱいになります。

話はモデルになるまでではなく、なった後の仕事への主人公の真摯な態度ががメインとなります。多くの人の協力を得てモデルの座を勝ち取ったことが根底にあるからか、主人公は周囲への感謝を決して忘れません。そのためか周囲も彼女を温かく応援し続けます。

この主人公と周囲の関係が私には創作大賞で培った関係性と非常に似ていると感じました。

noteでは「#創作大賞感想」タグで投稿することも応援のひとつとなっていますが、

受賞へ向けての分析を行い発表する
創作大賞用のマガジンを作成し活用する
応募者が集まり審査員の目にとまる努力をする

といった公式から提案されたものではない数多くの活動が、7月23日までに生まれています。それらは主人公がチーム総力戦で票を集める姿に似ており「バンビィガール」は創作大賞応募に相応しい小説だと感じました。ここ最近のnoteの応援関係の記事を見て、自分も応援するけれど仲間も応援するという意識を強く感じていたからだと思うのです。

「自分だけが良ければ」という考えでは世界は楽しくならない、ということをオガワヒカリさんは語り掛けています。だから、7月31日まで私なりの応援として感想文を出来る限り投稿していきたいです。

オガワヒカリさん、素敵な気づきをありがとうございました。


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