なんだか知らんけど、ずっと旅。
介護の仕事を始めて24年が経ちました。
いつの間にか、人生の半分以上もこの仕事。
こんなに旅が長くなるなんて思わなかったし
もっと嬉しいのは、まだこの旅が続く気がしてることです。
思えば、20歳で茨城県から東京へ上京
上野駅のなかにあるそば屋でバイトを始めたら、1年で閉店(´;ω;`)
求人誌を見て「時給高いじゃん」って思って、訪問介護の会社へ面接に。
当時は介護の仕事に興味もなかったし
その年に介護保険が始まったなんて知らなかったです。
2000年のことだった。
21歳の「スキルなし、資格なし、やる気だけあり」の若造には
最初から介護の世界が心地よかった。
運が良かったのは
会社や先輩、ご利用者に恵まれたのと
すっごくツライことがあっても「なんとかなるだろ」と思えたことです。
【 そこからの経歴 】
・訪問介護(登録ヘルパー、サービス提供責任者)
・一般型デイサービス、認知症対応型デイサービス(生活相談員)
・介護予防運動指導員
・有料老人ホーム(介護主任、ケアマネジャー)
・小規模多機能(管理者、ケアマネジャー)
・今は居宅のケアマネジャー
*寝たきりの犬を介護し、看取る
*24歳、オーストラリアの老人ホームでボランティア
*20代後半、祖父母の在宅介護をする
*福祉の専門学校で非常勤講師をする
*ちょっと福祉系のNPO法人を立ち上げる
有料老人ホームでケアマネやるまでは、だいたい現場と管理業務を兼務して
休憩時間があまりとれないような環境が当たり前だったけど
今の時代じゃアウトかもですね。
そんでもって、今じゃ現場スキルがほとんどポンコツに('_')
(当時もそれほどでも無かったけど・・)
やっぱり、毎日たくさん介助している人にはかないません。
どの職場でも、けっこう意識していたのは
「なるべく面白い経験を選ぶ」ってことです。
クレームだらけの利用者宅にあえて行くとか
大金持ちのお宅で緊張に震えながら掃除の仕事するとか
透析患者会の温泉旅行で利用者さんとドンチャン騒ぎするとか
「期間を決めない弾き語り全国ツアー」を組んで色々な場所に呼ばれるとか
利用者さんが「愛人宅に行く」と言うから、その徘徊に1時間付き合うとか
そんなこんなのエピソードが数え切れないくらいあって
「介護って、なんて面白い世界なんだろう!」って感じて
今もそれは新鮮に続いています。
どんなに資格や経験があっても
新しいご利用者に会えば、また「1年生」からやり直しです。
もちろん「面白い」だけじゃないシリアスな場面も
同じくらいあって。
綺麗ごとだけじゃないんだけど
時々とんでもなく美しいんですよね、この仕事。
昔、ご利用者が
「笑っても一生、泣いても一生」って言っていました。
楽しいも切ないもひっくるめて人生だって教えてもらって
なんだか知らんけど、ずっと介護の旅してます。
これから、介護の仕事をしていて感じたこと・気づいたこと
今もインプットして、誰かの役に立ちそうなことを書きます。
ポンコツな私の傷跡だと思って
笑って読んでみてください( ;∀;)
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