日比野は涙で頬を濡らした。なんと! 今年は教授がマンツーマンで卒論指導に当たってくれるとのこと。きっと俺に可能性を感じてくれているのだろう。ふっ、このまま研究の後継者になるのも悪くないな。 「違う、今年で卒論3年目だぞ? いいかげん卒業してくれ!」