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世界は懐が深いから、委ねればゆだねるほどに受け止めてくれる。信頼すればするほどに返してくれるもの。自分の中にあるものがそのまんまの姿で現れる。強張りを解いて開け放てれば、見通しも良くなるでしょう。 内側に光る不動の星を見つけ、魂の声が聞けたなら、宙に委ねてあるがままに進めばいい。

人は何かを覚えるために忘れる

3年前

静けさがもどる夜。窓の向こうの雨の音を聴く。閉じていたものが開き、乾いていたものに雫が落ちる。白く灯る花を咲かせる人の物語を夢に見る。木の風鈴を連ねる人のひたむきさを想像する。滞っていたものが流れ出し、新鮮な冷たさに満たされる。その中のあたたかさ。溶けない氷を抱いて波の上を歩く。

4年前

白い橋を伝う 会いたい人には会えましたか ずっと大事にかかえてきた あなたの贈り物は渡せましたか たとえ今ではなくとも 響く、揺らぐ、すべての友人たちに ささやかな光を灯して歩きたい それらを守る穏やかな風に その流れに乗って進むだけ 具体的な言葉ほど嘘になりそうな 今日の感情

4年前

一月前も、同じように夕方を撮っていた。写真に残すことが大事なのではない、でも撮ることが好き。青と赤の隙間が好き。あの短い時間のなかで過ぎ去るものたちをただ感じることが好き。今日の終わりと明日の兆候に静かに身を傾けて、水のように流れる時間にゆっくりと溶けていく、心地よい感覚が好き。

4年前

昼間の長いつぶやき

4年前