旧盆が終わりました。うちのように仏壇がある家の楽しみは、お供えしていた重箱料理やお菓子を食べる事。重箱料理は一段目に七種類か九種類の料理、二段目にお餅が詰められているのですが、やはり好みが偏ります。今はスーパーなどで買えますが、曽祖母や祖母の時代は全て手作りだったんですよね……。

法事のお供え物は私達の食事になっています。沖縄の場合、年中行事にも欠かせないウサンミが中心なのですが、重箱に９種類または７種類の料理を詰めます（かまぼこ、魚の天ぷら、三枚肉、揚げ豆腐など）。仏壇のあるお家では行事の度に食べるので、特に子供は飽きてしまったりするんですけどね……。

重箱料理の季節になると思い出す事があります。私が５歳くらいの頃、未だにニーニーと呼んでいる母の従弟がゴボウだけ残していたので指摘したら、彼は「ニーニーがゴボウ嫌いなんじゃなくて、ゴボウがニーニーの事を嫌ってるんだよ」と返されました。ニーニーはまだゴボウに嫌われているのでしょうか。