美味いモノ大好き!ま、舌は肥えちゃいない。食す機会に恵まれた食材の、味の極みが愉しめれば満足な──違いの分からぬ舌…ゆえ何でも美味。そんな鈍舌、稀に“違い”に舌を巻く。市内造酒屋の湧水に、思わず「…水、丸っ!」。菓匠 鈴屋将経《和三盆どら焼》に「…皮、絹っ!」──舌叫。