頭で「永遠」とは、こういうことなのか、と直感するように認識しながら、まるで、時間が永久に進むということは時間が止まることに等しいような気にもなった。矛盾しているようだが、こう表現するのが、あの感覚の正体としては適切だろう。「死」とはどういうことなのかさえ、わかった気になっていた。