君がいなければ 僕は春を知らなかった 春を知らない僕は 冬が寒いのだと知らなかった 君がいなければ 僕は幸せを知らなかった 幸せを知らなければ 絶望の深さに底がないと 知らないでいられたのだ
生きることがとても苦しい。 生活も苦しいが、生きることそのものに喜びがない。 色もない。花もない。 世の美しさに憧れながら空を仰ぎ、己の重みに沈みながら空の底を深くしていく。 わたしはこれまで、なにを学んできたのだろう。