庭に咲くタイワンホトトギス。 薄紫は母の好きな色でした。 最晩年私が買ってきたパジャマを見て、 あ、私の好きな色 と、幼子のようにつぶやいていた 気がつくともうすぐ母の命日 私は虫の音に耳を傾け母を思いながら、 風に舞い散るブドウの葉を拾う