母が突然、現実の世界から姿を消してしまう。私は母が弟の精神世界へと導かれて、室町時代の煌びやかな文化を現実の社会に再現する為に、大内弘世に会いに行ったのだと確信した。私は母を探す為に、リハビリ病院へと向かったのである。リハビリ病院にある、精神世界の入り口にはMさんが居たのである。
イケメン君が歌ってるところ描くぜ、キメポーズ描くぜ、ひゃっふー!と思って描き始めたら、深い森の中で、隠遁生活を送っている賢者で魔道士のおじいさんが出てきて「わしをお探しかの?」みたいな、雰囲気が漂ってきたんだけど……。もう、ファンタジー路線に変更しようか……。なぜこんなことに……
「薄暗い蔵の中は、妙に涼しくて、壊れた小窓からは白い日光が一筋漏れていた。その光に照らされる先には年代物感が漂う棚。僕は抜けそうな床を慎重に歩きながら棚に近づき、まず一番下を開けた。すると……」 と、こういうとこから物語が始まるもんだけど、そう上手くはいかないよなぁ。