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エゴン・シーレ展に行ってきました〜我が家の小さな俳優達による絵画世界の再現〜

倉敷の3人の陶芸作家、三宅玄祐さん、岡島光則さん、濱田伸一さんの作品にみる創造過程の個性

川崎正博さんの寄木のトレーと、濱田伸一さんの花器と、アトリエ山兎さんの「ピエロ」です。各々に緑の色彩があり、緑つながりで合わさって魔術的な雰囲気を放散しています。魔術の力で衰え行く花々も妖艶な生気を放ちます。3作家とも真面目な方々ですが、合わさって不思議な化学反応を起こしました。

日が経って衰えた花を濱田伸一さんの花器に生けました。器は花のあるがままを受け入れて一体化しました。濱田さんは苦心の末に、故郷の土と花の釉薬を使った焼物「スイトピー灰釉陶器」を始めました。作品の多くは優美な姿をしていますが、この器には渦巻く帯が描かれ、秘められた苦悩を伝えています。

倉敷市船穂町の濱田伸一さんによる陶器のオルゴールです。収蔵曲はコブクロの「蕾」です。「蕾」は多義的な曲ですが、このオルゴールが奏でる「蕾」は、原料になった船穂の山土そのままに、ひなびた、滋味に溢れた味わいです。魂に直接染み込むのではなくて、ふわっと寄り添って包んでくれる感じです。

アザミは野辺に咲く花です。我が家でも、ベランダのアザミが咲き始めました。故郷の田んぼの土手から移植したものです。陶房回青・櫻井理人さんの絵皿と、倉敷鶏尾窯・濱田伸一さんの陶器製オルゴールと、アトリエ1/F・丸山昌子さんの七宝焼きアクセサリーとで、アザミづくしをしてみました。