「急激な円安にもかかわらず、日銀が金利抑制策をやめようとしなかったのはなぜか?」に対する答えは、「低金利と円安が、真の目標だからだ」ということになる。言い換えれば、「物価の安定や賃金の上昇」は、そもそも本当の政策目的としては意識されていないからだ。 #日銀の責任
日本は、誤った政策によって貴重な10年間を無駄にした。いま日本は、約50年間続いた先進国の地位から滑り落ちようとしている。 #日銀の責任
2023年4月に発足した日銀新体制が、中央銀行の本来の使命である通貨価値の維持に戻ることを期待したい。 #日銀の責任
日銀が長期金利の抑制を続けたため、国債の取引が成立しないなどの問題が生じた。 #日銀の責任
これまで、あまりに大量の国債を購入し、当座預金を増やしたために、日銀は金利引き上げを認めることができず、そのため、円安をコントロールできないのだ。いくらでも国債に頼ればよいという無責任な財政運営は、間違いなく、国民に負担を強いている。 #日銀の責任
円安で増加したのは円表示の輸出額であり、輸出量も生産活動の実態も不変だった。企業利益は増えたが、賃金は上がらなかったのは、このためだ。 #日銀の責任
円安によって企業利益は増えた。しかし、賃金は上昇しなかった。 #日銀の責任
異次元緩和は物価上昇率を政策目的とした。「フィリップス・カーブの死」は分かっていたのだから、なぜこれを政策目的にしたのか? #日銀の責任