日比野は大地に両手をついた。留年が決まった。失敗だらけの4年間だった。 しかし絶望する彼にふと言葉が降り注いできた。 (Tomorrow is another day…ディ…ディ…) 日比野は涙を拭いて顔を上げた。 かくして4月、彼は新入生サークル勧誘の門戸を叩くことになる。