人は高い価値よりも低い労力に惹かれやすい 一方で変化を促す側は労力の影響力を軽視しがちである 労力が及ぼす想像を超える影響が思わぬ盲点となっている 一応、労力に価値が見いだせている状況を作り出せれば、労力があってもその道に行こうという流れは作れるが、そう簡単ではない

人は知らないものよりも知っているものに惹かれやすい 見慣れたものを好む単純接触効果 多様性が大事と思っていても、似たような人を求めてしまうのも「惰性」の影響と思われる。既知の力は時に人生観を超えて作用する どれだけ、数字上は魅力的に見えても未知のものは避けられてしまう

惰性・労力・心理的反発 既存の在り方を変えようとするならば、これらの抵抗が強くかかる 特に選挙となれば、核となる信念がさらけ出さなければならない。変化を促す際は核となる信念を脅かさないのが抵抗を回避する手段だが、選挙においてはそれは不可能な事が多い 避けれない抵抗は絶対の壁となる

話題になっているものほど、明確な抵抗が付随してくる場合が多い。レッテル張りで決めつけているほうが労力が少ないからそうしている人は多いと思う レッテル張りにレッテル張りで張り合っても溝が深まるだけで進展は一切しない 強い口調で強要すれば、心理的反発も避けれらない

人は変化を起こすとき魅力の発信ばかりを重視するけど、変化において強い影響を及ぼすのは魅力よりも抵抗だ 見えにくい抵抗が魅力を阻んでいる以上、どんなに魅力を上乗せしても、明快な表現を使ってもアイディアによる変化は起きないだろう 特に選挙という過半数を取らないといけないことは猶のこと

UXデザイン　ロードマップの作製　簡素化 デザインをシンプルにし、負担を軽減し、選択肢を増やしすぎないようにする 進捗状況を把握できるようにする 労力を軽視せず軽減できるように手回しをしていくことは変化を促すうえで重要といえる

人間は魅力よりも抵抗に動かされやすい けれど、人間の脳は魅力の方が重要だと考えやすい癖がある。 魅力は最終的な影響力は弱いが目立ち分かりやすいために注目されやすい 一方で抵抗は目立たずわかりにくいが最後にはとても大きな影響力を残す暗殺者のようなもの 見えにくいがゆえに見過ごされる