世の中では、確率論的リスク評価に対し、スリーマイル事故の発生確率を正しく算出できなかったとか、福島第一事故を正確に予測できなかったとかと誤解していますが、あくまでも想定条件内での解析結果であり、想定できないことには対応できないことは、当たり前で、誰も、未来の出来事を知りえません。
確率論的リスク評価は、原発の標準状態(定められた健全なシステム)で、想定された条件下の解析で(戦争は起こらない、南海トラフ地震で目覚めたシンゴジラは上陸しない、UFOから攻撃されない)、未来予測でもAI機能的解析でもなく、想定条件から外れた事象が加われば、結果は、大きく外れます。