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◆主体と客体、世界と言葉と私の関係を考えてみると、世界も言葉も私以前から存在している。(奥底たる生命をひとまず置き)私の体は世界たる外部由来の自然素からできており、思考や思いは言葉等外部由来の記号から織り成されていく。すべて外部由来であるのに、線と線が交わる点のように私がある。

◆外部由来の私たち.人は星のカケラから出来ていると言われるように、体を形作っている自然素は全く私が源ではない。では考えや思いはどうか。思考は記号過程であり、外部に由来しない記号は一つもない(素となる言葉やイメージを作ったのは私ではない。組み合わせただけ)。でありながら私はある。