日本国が発行する、この1円玉は「建設1円玉」、この1円玉は「消費税納付1円玉」と、用途・目的別の使い分けなんてものはない。 国庫債券・国債にも40年、20年、2年と償還期限の約束別にはなっているけれど国債自身には建設国債、赤字国債、給付のための国債なんて区分けはない。
敗戦後の復興期日本には、国家の自主独立としての再軍備よりも「食う」方が優先された。吉田茂は米国からの再軍備要請を「GHQの置き土産」と言える「呪詛」を逆手に取って再軍備要請を撥ね退けた。 当時のその選択は間違っていなかった。 けれど、それはいまや「自立した国家」への道を塞いでいる
建設「国庫債券」なんてものは、昭和41年からこのかた、実在しない。 帳簿の上の金額、残高、数字でしかない。 ……いったいぜんたい、実在しない建設国庫債券なるものをいかなる手段をもって「償還」なされるのか、実に見ものである。60年目、2026年はいずれやってくる。