あんざい-かおり【安斎香織】小説家・安斎亨の妻。歳の離れた亨と結婚したことについて「若気の至りだった」と亨本人にはっきり伝えている。亨担当の編集者・斎藤と不倫関係にあり、亨がそのことに気づいていることに気づいている。なぜ亨のペンネームである「安斎」を名乗っているのかは謎。
ざっし【雑誌】①若林仁がその編集に従事しているもの。「―編集長」。②由良一夫が創刊の企画に携わっているもの。③安斎亨の小説の書評が掲載されている媒体。④旅客機内で臺もえ子が夫・修三に再三取ってくるよう命じたもの。そのミッションは果たされず、結局自ら取りに行くこととなる。