出来かけの詩

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寝てる間に 口唇を噛みしめてゐたやうで 珈琲飲んで口をぬぐつたら ティッシュペーパーに血がべつとり 何を見たのか 夢に 己はそれ覺えてゐない 自分を罵る 心に 口唇と言つたら 何か口惜しかつたのか 今はもう いゝやつてなつてる 〈ふざけてを二回使つたあの歌はまあ七月のふたり戯れ〉