ぎゅっぎゅっ。 この音もあともう少しで 聞こえなくなる。 この音とお別れするのは 少しだけ淋しい気もする。 でもずっと同じではいられないのも わかってる。 この音は、私の冬の記憶にいつもある。 だから消えてもなくならない。 目の前からなくなっても それで終わりではないんだ。