暖かな人間的関心なしに理論や観念で団体を作ったとしても長続きは難しいと自分は感じている。 確かな怒りや膨大なデータがあったとしても、それらはのどの渇きを潤すような水のようなものにはなりえない 乾ききった砂は粘性を失いバラバラになっていく。瞬間的には繋がっても持続はできないと思う

どうも自分は崇高な理想とは相性が悪いと感じる 基礎基本を明確に持ち忘れないことが何よりも大事な土台だと思っているが故か、ド基礎の共有ができているかどうかが最大の関心事であるため、高い理想や志に対して引け目？というかくどさを感じる 理想・観念が前に出すぎていることが非常に気になる

社会の中心にあるべきなのは暖かな人間的関心だと思う このド基礎があるか否かで大概のものがひっくり返ってしまうと思う 全てのものが和し、良く生きるためにこそ人権があるならば、男女差・善人と悪人、敵味方さえも超え、人に与えられた恵みと普遍性を大切にするべきであると中村哲氏は綴った

崇高な思想よりも普遍的で飾り気のない暖かな人間的関心こそが人と社会を救う欠かせないものだと自分は信じている 観念や思想はいくらでも無限の生産を解釈が生まれてしまう。そんなもので本当に多様な人間を団結させることはできない そして人間的関心が無ければ、人間を見ることはできないのだ