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レッスンで、F・モレノ=トローバの「組曲:スペインの城」のお話が出て 自分は「スペインの城」と言うワードに聞き覚えがなくて 後から「あぁ、トリーハ(哀歌)の」と気づいた次第 ずっとハファエル・ハベーロの「セビージャ」弾きたいと思っていたから スペインものはタイムリーかもしれない

ファビアーノ・ド・ナシメントの演奏した 「Alta Paz」を採譜したが どうやらアルゼンチンのキケ・シネシの曲のカバーらしい なるほど確かにフォルクローレの香りがある ファビアーノだと 和声感覚が洗練され過ぎてて気づかなかったな と言うかホールズワースのようなストレッチが多い

同じブラジリアン・ギターでも ヤマンドゥ・コスタやアレッサンドロ・ペネッシ等ショーロ系は クラシックギターのファン層で、 ホメロ・ルバンボやレオ・アムエド(ウルグアイ人だけど)のボサ/MPB系は ジャズのファン層で、 ファビアーノ・ド・ナシメントのファン層は ポップスなのが面白い

ちなみに「Alta Paz」を検索すると 「至上の平和」との日本語訳が出てくる かくありたいものである 旧約聖書では アブラハムと正妻サラの 息子イサクがユダヤ人の祖 そしてアブラハムと召使いハガルの 息子イシュマエルがアラブ人の祖(ムハンマドの先祖とも) 兄弟じゃないか

マシーシ8 Choros No.1は 一般的なショーロの進行とほぼ一致していますね 実際には、アンサンブルで演奏する曲と ギター独奏曲では構成が異なる場合もあります 例えばジョアン・ペルナンブーコのSons de Carrilhões等 ギター独奏曲はABの2部構成が多いです

キューバのハバネラの影響って かなり大きくて 今のレゲトンだって同じリズム 人間は同じ事を繰り返している(笑) コロンビアのクンビアだって 違いはあれど似たフィーリングは感じる アフリカ由来の踊り・風習が 現地の文化と結びついた音楽っていう事なのかな

マシーシ9 ジョアン・ペルナンブーコのSons de Carrilhões「鐘の響き」も 基本マシーシですが 「マシーシ+ポルカ」の折衷型で演奏すると その田舎っぽさ、素朴さが強調されてより良いと思います。 また1拍目の音を、重く少し長めに強調すると より土臭さが増しますね

マシーシ7 各セクションはそれぞれ異なるキー(調)を持ち 通常16小節で構成されます Choros No.1の場合 A→Eマイナー B→Cメジャー C→Eメジャーとなります 小節数は AA→32(16+16) BB→24(16+8) CC→32(16+16) ですね