襲いかかってきたゾンビを間一髪交わすと、素早くホルダーから抜き取ったグレッグでその脳天を打ち抜いた。 「確かに近接戦は嫌いだが苦手なわけじゃねえよ」 足元に転がる死体をジェームスが見下ろして言う。 「さて、本業に戻るとするか」 肩を竦めてそう呟くと、ジェームスは通信室に走った。