「カサブランカ」は1942年の米国作品。1941年のパリは、ドイツの侵攻が始まり、仏植民地のモロッコのカサブランカ空港を経て、中立国のポルトガルのリスボン空港から、米国に亡命する傾向にあり、恋愛関係にあったリックとイルザは、夜汽車で、パリを離れることになったもののイルザは来ない。
(続き)意外な展開に、「いや」と言うイルザに、「オレには仕事が残っており、いられたら邪魔なんだ」と心無いことを言う。そして、見送ることに。「カサブランカ」は、あえて言えば、男のやさしさを表現したストーリーで、頭が良く、容姿が良く、人情家で皮肉屋のリックの生きざまを描いています。
(続き)リックは、昔の二人のことを考え、苦悩するものの、イルザとヴィクトの亡命の手配をすることに、そして、飛び立つ飛行機を見送ることに。最初の計画では、ヴィクトルだけ亡命、しかし、リックは、二人の航空券を用意し、直前にそのことをイルザに伝えた。
(続き)時間ギリギリに、イルザの使いがリックにメモをわたし、雨に濡れたメモには、「今日は行けぬ、理由は言えぬ」と。リックは、一人、モロッコへ。リックは、カサブランカで、「カフェ・アメリカン」(レストラン兼酒場兼賭博場)を経営、ある日、イルザが夫のヴィクトルとその店に、目的は亡命。