週に一度の入浴日 大きな鏡に映った自分の姿は 溜め息が出るほど美しくて でもこれはわたし自身の 『女性全般に対するいつもの態度』 溜め息が出るほど綺麗でも 単にそれだけ この身体=自分自身とは全く思えない 鏡に今映ってるこの瞳が わたしの視界であるとか シュールすぎて意味不明
女ってよく首を傾げるじゃん 首を傾げてると視界も傾く 当たり前だがナナメの視界 でもね、それで全く気にならないの 男だった頃は視界に集中しすぎだった 髪の毛が視界に入るだけで許せなかった いまは自分の髪で自分の視界が遮られてもぜんぜん平気、外敵が襲ってくるわけじゃないし困んない