公魚の夢みたままで売りだされ
どんな空も梅に不足はないと見え
いのちある背中の温み迎春花
オーライの声と何かが運ばれる さらんさらんのつめたいひかり
妖精の襲来に備え夜通し たのしい猿しか呼ばれぬ宴
一人しか捉えるもののない薫り 小暗い密林 観念いちご
天体も視えぬ外れにおりますが いまも太陽風は吹きます
《すう》と《はあ》くるうことない未来の子 まだ考えはまとまらないの?
あかるさを量だとおもって過ごしてた 影に気付かず「久しぶりです」
ジェット音ばかり聴こえる2月の日 俗っぽいのは未明の天使
おもうこと総て試せと謝肉祭 明日はわたしをたたむのでしょう?
罫 線 の う え に 秩 序 は 波 起 て て ア ズ マ ヤ ド リ の す う す う ね む る
徒競走/きらいなんだよ/ 灰,hype/春, 波瀾の日/式典うつろ
毀したり忘れたりなら先の事 まずはあたしをちゃんと憶えて
石鹸は誰かがえらんで買った時期 あるね?それでも日記を焼かせる?
さあ早く魔女がこっちに来ないかな 「竈をみて」と娘20人
有り難く今期の魔女を拝命す ぐりおっとしょこらぐろぜいゆれされ