家にいる時何をしているの、 と聞かれて 読書とは絶対言えない。 年配の方に対しては特に。 「勉強好きなんだ」とか 「頭いいねえ」と言われる。 パソコンとも言えない。 言われることは同じ。 「テレビ観てます」と答えている。 家事をしていると言ったら 噓になってしまうので。

チュアブルサプリ・ビタミン＆ミネラルを 朝食後にコリコリ食べる。 さっぱりしたグレープフルーツ味で、気に入っている。 しかし、体調がよくないときは渋みを感じる。 文字で表すと「しぃ～」。 カルシウムの味だ。 風邪のとき飲んでまずかったCa入りオレンジ飲料の 後味と同じだから。

友人と映画を見た時の話。 主人公が恐怖に震えるシーンがあった。 激しい。 それこそ、生まれたての子鹿のようにガクガクする。 鑑賞後「大げさだった」 と言うと 「ああいう状況になったことないんだから そう言い切れないんじゃない？」 と賢く思慮深い友人は言った。 私「はい……」

急に暖かくなり、10℃越え。 朝から、雁が北に帰り始めた。 その群れを分けるように 黒＆オレンジのボーダー気球が飛んでいる。 大会がある土日だとよく見るが 平日に一つだけ、とは珍しい。 バスに乗って、気球のことを忘れていたが バスコース上で再会した。 枯田に不時着していた。

スティックコーヒーを飲んでいる。 最近、スティックタイプの 他の飲み物にも手を出した。 ココア、ほうじ茶オ・レ、レモネード。 1つの箱に、5本ずつ入れている。 レモネードは黄色だが、他はみな茶系なので ちょいちょい間違う。 開けて香りで気づくこともある。 それでは手遅れ。

バレンタインコーナーが ホワイトデーコーナーに変更。 全体がパステルカラーになった。 バレンタインのときにもあった BB-8形缶入りチョコに再会。 BB-8の隣に「C.C.キャッツ」があった。 猫の形をしたチョコ。 この配列をした店員さんとは 仲良くなれそうな気がした。

4コマ漫画。 30代前半の男と小3年位の甥っ子が、本屋にて。 「本買えよ本！」 「これ」 「一冊でいいのか⁉」 「いいの」 「こっちの方が色々はさまってるぞ」 「いいの」 おじさんは貧乏だが、今日は少し余裕あり。 甥はわかっていて、いつも買う雑誌を選んだ。 と、深読んでみた。

モンゴルの民族衣装っぽい格好の女性が こちらに向かって歩いてくる。 ただし、服の色は赤紫。 近づくにつれ、わかってきた。 カシュクール風というのか 作務衣風というのか 打ち合わせになっているチュニックに 同じ色の上着を羽織っていたのだった。 セットで売っていたのかな。

「僕の風邪はまず、鼻水がズビズバーと出てきて 次に頭がパパパヤーとしてくる」 名前を忘れてしまったが、小説家。 エッセイでこんなことを書いていた。 ゲバゲバも期待したが、それはなかった。 風邪でゲバゲバ、は どうしても汚い話になるからだろう。 奥ゆかしくて、良いと思った。

雨降りだから長靴で かぽんかぽんとお出かけす みんな車で来てるから かぽんかぽんは私だけ そのうち雨も止んじゃって 歩き回って疲れ切り 傘を抱えて重い足 ボッコリボッコリ帰宅する

スーパーの裏に たぶん太明朝という字体で 「うわみかん」と書かれた段ボールがあった。 それが5箱 　 　うわみかん 　　うわみかん 　うわみかん 　うわみかん 　うわみかん と積まれている。 うわうわうわうわうわ。 中のミカンがパニックになっているようで 落ち着かなかった。

100均で、バランスタワー購入。 不安定な塔の上に人形を置いていくゲーム。 先に人形がなくなった人が勝ちです、とある。 落ちた人形は バランスを崩した人が引き取れというのだ。 安全を守れなかった人には 任せておけないっ、と 人形を取り上げた方がいいように思うのだが……。

聞いていたことを実際に見た。 「乗っていた氷が割れ落水した白鳥」。 ただし、落ちたのは雁のような黒い鳥。 池の3分の2が凍っていた。 端を歩く鳥が一羽。 足元の氷が割れた。 鳥はわあ、というように翼を広げたが すぐにスイスイ、岸で待つ仲間の元へ。 挑戦者か？　お調子者か？

無精袴という言葉を思い出したので ネットで探したが見つからなかった。 『智恵子抄』をもとにした漫画にあったのだ。 大学で智恵子たちがはいていた。 袴のひだをこわして 「ギャザーを寄せてみましたの」（作中の台詞）。 資料にあったのだろうが、 一部の女子大生だけがやっていたのか？

近くの貯水池に 黒い渡り鳥が5,6羽浮かんでいる。 池に近づくと 彼らは一斉に池の向こう側に行く。 捕って食う気はないと 伝える術がないので仕方ない。 しかし今日、1羽がとどまった。 ときどき頭を動かして、こちらをうかがう。 友好的なのか度胸試しか わからなくて悩む。

オセロは商品名だったのだな。 おもちゃ売り場に 「リバーシ」がいくつか置いてあった。 その中に「立体トトロ」が。 白い小トトロと、まっくろくろすけ。 チェスの駒を2つ、足部分でくっつけた形である。 穴あきボードに入れるようになっている。 インテリアにもよさそう、と思った。

雛人形を見る。 イオンだけでも、4か所で売られていた。 おもちゃ売り場、呉服屋2店、 そしてなぜかアクセサリー売り場。 本格的なものでなく、 焼き物や布製・紙製人形が多い。 猫のお雛様はひとつしかなかった。 ウサギのお雛様は3つあった。 ウサギ雛が毎年あるのは、なぜだろう？

K-POPブームが起こったころ 自転車で走りながら お気に入りのK-POPを 小さく歌っていた。 もちろん日本語バージョン。 ある日同じように歌っていて 違和を感じた。 公園に近づいてみてわかった。 祭りの屋台が 私が歌っていた曲の 韓国語バージョンを流していたのだった。

題名がわからない落語。 登場人物の名前も忘れたので勝手に命名。 真面目な重蔵が恋をした。 相手は、№１太夫の若汐。 重蔵は大店の旦那に成りすまし 若汐の客となった。 しかし噓に心が痛み 全てを告白してしまう。 すると 若汐の口から驚きの言葉が！ ハッピーエンドのいい話。

『敬礼わんこ』で刑事物。 知能犯を扱う捜査二課。 柴犬の柴山。一番若くて生意気。呼び名は柴公。 コーギーの小扇はムードメーカー。コギタン。 ダックスフントの長堂はコツコツ派。チョウさん。 フレンチブルの仏野は人情家。仏のブル。 ラブラドールの愛子（あやし）は甘い顔立ち。アイコ。

お江戸のひとは 豆まきを「豆満喜」、 「鬼は外、福は内」の 「は」を「わ」として 「鬼○外、福○内」なんて書いたそうな。

ねこびん、と 最初に呼んだのは誰？ 猫瓶。 蓋つきの口が、斜めについているガラス容器。 猫が香箱座りしているように見える。 昔はもっぱら駄菓子屋にあったが この頃は雑貨屋でも見る。 プラスチック製も多い。 なかみ丸見えで、動かない猫瓶は いじらしい。 顔がないのがまたいい。

『女興行師　吉本せい』を読む。 NHKの朝ドラは観なかったが 山崎豊子の『花のれん』は読んでいた。 事実は小説より……とはよく言ったもので 伝記『女興行師』の方が面白い。 吉本興業を作り上げ 女今太閤、寄席の尼将軍、と呼ばれた女性の したたかさ、えげつなさは痛快でさえある。

ガチャ『敬礼わんこ』。 夕焼けに向かって敬礼する 柴犬、ダックス、コーギー、フレンチブル、ラブラドール。 敬礼＋犬＝警察？ でも警察犬の代表、シェパードがいない。 殉……そんなのは嫌だ。 定年の日だ、きっと。 夕陽の中に 老いたシェパードのシルエット。 「シェパ堂警部！」

無味乾燥、という響きが好きである。 魑魅魍魎、もいい。 いい意味ではないのだが。 『砂の器』の 和賀英良という名前は凝っている。 清張作品では珍しい。 名付け方がうまいと思うのは山崎豊子。 天羽賢二、万俵大介、財前五郎。 最近のミステリは 習字で苦労しそうな名前が多い。