こどもに教えたい西洋美術史

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低学年の自主学習は、質より完成させることが大切。たとえばノート1ページを主体的に完成させる。やり抜くことで達成感と自信を積み重ねる。図鑑のお気に入りページの丸写しとかでもいいと思う。絵や色を使うとより◎完成させる喜び・楽しさを繰り返せば、質や探究心は求めなくても必然的に育ってる。

『ようやくこどものような絵が描けるようになった。ここまで来るのにずいぶん時間がかかったものだ。』ピカソの名言。 これは絵の価値や上手い下手という話ではなく、こどものようにピュアに、何の既成概念にもとらわれず自由奔放に絵を描くことに没頭できることが何より大切で価値があるということ。

こどもはみんなアーティスト。誰でもクリエイティブな欲求を持っている。小さい頃は想いのままにクリエイティビティを発揮していたのに、だんだん方法やルールに縛られてそれができなくなっちゃう。方法に合わせた表現ではなく、表現したい想いを優先すれば方法は自分でいくらでも創り出せる。

『関連性』を知るから面白い。 最近オンサロで西洋美術史講座をしていますが、その時代の美術の特徴は、宗教や政治、経済、産業、地理などすべてが関連して形成されている。美術だけでは語れないし理解できない関連した理由・背景がある。好きや興味、面白さの探究は分野や科目ボーダーを超えた学び。

『私の仕事は、他人の言葉よりも自分の経験から引き出される。経験こそ立派な先生だ。』レオナルドダヴィンチの名言。 こども達に教えるべきは『ひとつの答え』ではなく、答えを探求する方法や機会の多様性。こどもが主体的に五感で経験・体験して自分だけの答えを見つけることが原体験のタネになる。

『美しい景色を探すな、景色の中に美を見つけよ』大好きなゴッホの名言。 目に見えやすい表面や事象だけにとらわれず、核にある本質をとらえることが大切。本質とは愛であり美である。オンサロの合言葉『こどもに愛とクリエイティビティを』は、本質を、愛を、創造の楽しさと美を伝えたいという想い。

ボーダレスな教養はクリエイティビティを広げる。 社会に出ると「教養なんてなくても」と言われるけど、教養は知識だけでなく心を豊かにする学び。知識だけでは今もこれからの時代も価値がないけど、知識が感性を育て、想像力・創造力を伸ばす大切なタネになる。分野にとらわれず教養を深めよう。