おりんを鳴らして思うこと…魂が抜けた後の人の冷たさは氷よりも冷たいと思う。生で溢れる世界では感じることのできない冷たさ。あえて似ていると感じたのは分厚い金属が冬に晒された後の冷たさ…かな。
おりんを鳴らして思うこと…一生懸命に産まれてきてくれたのにね。 ごめんね。
おりんを鳴らして思うこと…学校で一人友達が出来たんだよと伝えようとしたら、異国の地に来てあなたがわたしに言った「ママは友達を早く作りなよ。」という言葉を思い出したよ。すごくゆっくりペースだけど、今三人の異国の友達がいます。
おりんを鳴らして思うこと…毎朝、あなたの年の数だけ鳴らしているけれど、いつも回数間違ってないですか?つい、あなたのことを考えながら鳴らすと回数が怪しくなります。間違えてしまっていたら許してね。
おりんを鳴らして思うこと…「今日はとっても良い日でした。」といったことを夜になるとよく話す子でした。5、6歳でもう、一日を振り返っていたのかなぁ?
おりんを鳴らして思うこと…その日によっておりんの音が違うね。きっとママの気持ちの表れだね。そんな日はあなたが思うことがあることでしょうね。
おりんを鳴らして思うこと…話がしたいので、出てきてくれない?
おりんを鳴らして思うこと…あの時は一体どんなことを考えたから、あんなことをしたのだろう…理由を聞いてみれば良かったなぁ。