【ブックレポ】頭がいい人の読書術
今回は尾藤克之さんの著書、頭がいい人の読書術です。
著者の尾藤さんは10分で本を読み、30分で原稿を書き、10分で投稿するという離れ業で年間400本ものブックレポを書くお仕事をされています。読む本の数は1000冊に昇るとか。
その尾藤さんはこの本の中で、読書をする上でなによりも大切なこと。それは読書を楽しむことだと結論付けています。
ともすれば私たちは、学びの側面ばかりを重視するあまり、読書を苦行のようにとらえてしまうこともあります。
読書を楽しみ、人生を豊かにする。それこそが私たちが読書をすべき理由なのだとこの本を読み終えて感じました。
いくつかのテクニックも興味深いものがあるのですが、せっかくなので今回は記憶の定着にポイントを絞ってみたいとおもいます。
よかったら最後までお付き合いください。
それではさっそく参りましょう!
本はあなたの好きなように読めばいい
本は全部読まなくていい。
読みたくない本は読まなくていい。
頭のいい人は本を全部は読まないそうです。
え?って思いますよね。
・はじめに
・おわりに
・第一章を読む
これで内容の7割がつかめる
あと、目次のチェックも必ずするそうです。
こうすることで本の全体像をつかみ、読み進めるのも早くなり理解度も深まります。同じ項目なら飛ばしたり。さらに、内容が薄そうならこの時点で読むのをやめる選択肢も。
せっかく買ったのにもったいないよ!ってぼくなんか思っちゃうんですけど。しかし尾藤さんは、もったいないのは時間の方だよって教えてくれてます。自分のためにいかに役立つか。役立たないならその時間はムダにしかならないからです。
頭のいい人はアウトプットありきで読んでいる
niekverlaan によるPixabayからの画像
アウトプットありき。不可欠なのは読解力と理解力。
なぜ本を読んでも理解が中途半端になるのでしょう。
🔷 読書スキルが確立されてない
メモの取り方を磨くことで理解が深まり、記憶が定着する。
🔷 その本が自分の理解力にあってない
難解な本を選んでしまい、理解力が及んでない。悪いことではないが上級者向け。楽しみながら継続するべき。
🔷 そもそも本のクオリティが低い
ありきたりな内容でつまらないから、印象にも残らないし記憶にも定着しない。アウトプットもむつかしくなる。そんな本は読まなくていい。
本を読む前に目的を決めておく
アウトプットを目的とすると効率的。
・友達に話す
・ブログの記事にまとめる
・得た知識を役立てる
・具体的に自らの行動を変化させる
あらゆる行動に反映させる。
生活や行動を変化させるのが究極の理解と定着。
忘れない仕組みを知る
何もしなければ読書しても1か月後には80%を忘れてしまう。
🔷 意味があるものなら暗記は簡単
必要な知識となれば忘れない。得た知識を使う。役立てる。
🔷 反復することで定着する
適切なタイミングで読みかえす。マーカーを引いた所やメモを数日後に読むなど。
🔷 細かく分けることで効率アップ
一気に詰め込もうとせず細分化する。
🔷 復習の習慣化
時間経過で消えてゆく記憶も、復習することで100%に戻る。1日後、1週間後、1か月以内。数分かけるだけで定着する。
そういう意味ではこういう記事をたまに読み返すだけでまた記憶がよみがえりそうです。いいことを覚えましたね!
読書に最適な環境
・集中できる時間帯を決める
・睡眠をたっぷりとる
・自分なりのルーティーンを
・眠くなったら寝る
・休憩をとり、気分転換する
作家が自宅から出てホテルにこもる、の原理と同じ。集中するための場所、時間、儀式。余計なものはシャットアウトする。
卓越したアウトプット術
アウトプットを磨く。書いた文章を客観視する方法。推敲のコツ。
🔷 1日空けて読みかえす
厳しい読者の目で。少し時間を空けて読み直す。
🔷 印刷して読み返す
紙に印刷するだけでミスに気づきやすくなる。モニター画面と実際に印刷した紙では見え方が変わる。
🔷 声に出して読み返す
他人に読んでもらうと効果大。思い入れがないのでより客観的に。視覚と聴覚の両方で確認することで精度は高くなる。
人生を劇的に豊かにする方法
OlcayErtemによる Pixabayからの画像
人生を変える方法はアウトプット以外にはありません。尾藤さんは言い切っています。どんなにたくさん本を読んでもアウトプットしないとリアルは何も変わらなかったと。ぜひ、あなたも本を読んだら誰かに話したり文章にしてみましょう。そして行動に落とし込み、生活をも変えてみましょう。
本の影響力はただものではありません。なぜ本というメディアは偉大なのか。それは人の心に与える影響力が大きいからです。
心が劇的に豊かに。そしてその影響を人生に活かす。
毎日1ページでも構わないとおもいます。ぼくはそこから始めました。よかったらあなたも始めてみませんか?読書の習慣を。
それでは今回は
頭がいい人の読書術
尾藤克之
をお送りしました。ちなみに【ブックレポ】←この言葉、こちらの本から拝借した呼び方です。これからも頑張ってレポートしますよ!
では、最後までお読みいただきありがとうございました。それではまたお会いしましょう!さようなら~