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はじめの一歩。ここから。

ahamoの衝撃

2020年秋、ドコモが発表したahamoと呼ばれる新プラン。従来の料金プランと比べるとかなり思い切った料金設定になっていて、通信業界に強いインパクトを与えた。

業界最大手のドコモが動いたことで、通信業界の競争が促進され消費者にとっては良いニュースになるかと思われた。ところがフタを開けてみると受付とサポートの条件に制限があり、オンラインでの対応に限るというのだ。

これではオンラインに慣れていない層には恩恵が届かず、従来通りの高い料金を払い店舗などに頼らざるを得ない。家族のいる人なら割引なども利用できるし、なんならその家族に助けてもらう選択肢もある。

個の時代

だが昨今は高齢化が進むのと同時に個の時代だ。結婚率はどんどん下がり、子を設けない夫婦も多いと聞く。ぼく自身も家族と別れたひとり暮らしの中高年。ひとごとではない。

何もしなければただ老いて嘆くだけ。まぶしいばかりの若さや賢さをうらやましく眺め、新しいテクノロジーにあえて否定的な見方をし、遠ざける。

お金や家族に恵まれる人はそんな生き方でもいいかもしれない。きっとそんなに不便も感じないだろうし、そんな人は逆にテクノロジーをうまく取り入れ、すでに恩恵にあずかっているのかもしれない。

ぼくはそうでない。怠け者ではあったが、まっとうに生きては来た。質素が美徳と思うし、そこまで奢侈にあこがれない。それでいいと思ってきたのだ。

だが件のドコモahamoのニュースに接し、時代が動くのを感じた。いろいろあってエリート層はもはや余裕を無くしたと思った。他人や弱い者のことなんか考えられないのだろうと。

同時に、生き残るには自分から取りに行くしかないのだと思った。彼らが享受している果実は彼らから知識を得れば取れる。そう思った。なので教えを乞うスタイルに自分をアップグレードすることにしたのだ。

はじめの一歩。

まだまだ頑固で、乾ききった脳みそに何かをしみこませるのは大変だが、少しづつ毎日、進化を続ける。そう決めたのだ。やるしかない。

いつになったらその果実が実るのかわからない。まだ種の植え方を覚えた程度。だけどいつかその果実をぼくと同じような、質素を美徳とし、まっとうに生きる誰かにあげて一緒に味わいたい。

そしてその人に種の植え方を教えてあげて、さらにその人がさらに別の人に。そんなことを考えている。決してマルチ商法みたいなことがしたいのではない。普通にやり方を知らない人にそのやり方を教えてあげる、シンプルなことしか考えていない。

当然ながらこの記事を読めてる人が対象とは思ってない。そんな人はぼくより何歩も先を行っているだろう。おそらくここにすらつながれない層が居て、もしかしたら誰かが手を差し伸べるのを待って居るかもしれない。

その誰かにぼくはなろうと思うのだ。いまここでしていることはそのトレーニング。言葉を届ける、その意味では文章を書くことが、その作業を磨くことが大事だと思ったのだ。

もしかしたらこんなことしてるヤツがは邪魔だと思うひとも居るかもしれないが、どうか勘弁いただきたい。そしてどうか生暖かく見守ってほしい。

こういうところに思いをつづり、公開することで自らへの約束とする。はじめの一歩。ここから。

最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた!



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