【 販売の極意 】 ~心理カウンセリング技法を大衆のために~ [下巻]<part2/3>
ずいぶん昔に書いて電子書籍として販売していた内容をnoteにもアップしてみました。まだ「メンタルボディケア Hashimoto.biz」と名乗る前ですね♪
文章は若いなりなので、お手柔らかにお願いします(笑)
⇒営業のつつき方
さて、報告書は「意味」と「読む人」を考えるのがポイントですが、
私が当時、どのように報告書を解釈し、何を狙っていたかを見ていきましょう。
報告書は営業との大切なコミュニケーションツールです。
ミーティングの時間以外で、営業とゆっくりと話をする時間はなかなかないものですね。
私は、必ず月に一回はミーティングと称して飲みに行っていましたが、
それでもまじめに仕事についてたっぷり話をする時間は限られていると感じていました。
それを埋めるのに報告書はとても適しているわけです。
営業と販売員では、現場に立っているだけあって、販売員の方が圧倒的に
感じることは多いわけです。
時間に追われて、処理することに終始しがちな営業に対して、
お客様が少ないときの販売員は、ヒマ疲れするほどです。
ヒマなときに考えていることを、報告書用にメモしていくと
報告書に書くことはあふれんばかりになってきます。
「こうしていく必要がある」
「こんなふうにならないかな?」
「こうしてほしい」
そんなことを全て営業と話すことはできませんよね。
なので、報告書を使うわけです。
報告というのは、意見を言うのと同じことです。
しかし、把握しておかなければいけないことがあります。
それは、回答がくるまでのタイムラグです。
ミーティングでしたらすぐ回答が返ってきますが、それに対して報告書は
すぐに回答が返ってきません。そこにポイントがあります。
ここを把握しておきましょう。
報告書は言葉が「文字」になっています。
ミーティングでは、録音やメモを取らない限り、言葉は浮いて消えていきます。
報告書は言葉が「文字」という形になっているので、
たくさんのメリットがあるわけですね。
・読む時間を相手が選べる
・何度でも読める
これを把握して報告書を利用することで、また報告書の書き方が変わってきます。
しかし、デメリットもあるので把握しておきましょう。
・いつ読んでもらえるかわからない
・細かいニュアンスが伝わらないことがある
これらを把握するとどんな報告書になるでしょうか。
まず、すぐわかるのは、即対応が必要なことは書きませんね。
電話で対応を求めるはずです。
けれど、報告書の中にログ(記録)として残すことには意味があります。
営業と足並みを揃える意味でも「こんなことがありましたね」という
記録を残していくのには意味があります。
では、どんなことが中心になっていくのでしょうか。
その前に、デメリットから得られる「書き方」のポイントを見ておきましょう。
いつ読んでもらえるかわからず、かつ細かいニュアンスが伝わらないことがあるわけです。
これは潰しておいた方がいいですね。
デメリットを潰す方法はひとつです。
読むのがおっくうでない報告書を作ればいいんですね。
もう少しがんばるならば、読むのが楽しみになる報告書を作ればいいわけです。
もともといつ読んでもらえるかわからないものですから、
早く読んでもらえるに越したことはありませんね。
どんな報告書だと早く読んでもらえて、どんな報告書だと
なかなか読んでもらえないのかを考えていくと答えが出ます。
報告書自体、読むのは手間ですね。
何かを「読む」ということ自体がおっくうな人もいます。
これを解消してあげられれば、早く読んでもらえるわけです。
どんな報告書ならばおっくうでなく、読むのが楽しいものになるのでしょう。
まず、読むのがおっくうにならないのはどんなものでしょうか。
それは「読むのに時間がかからない」ものです。
どんなものでしょうか?
内容が少ないものにすればいいという発想はすぐに出てきそうですが、
単純に短ければいいというものでもありませんね。
文字数が少なければいいというものではありません。
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