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映画『アフターサン』感想

『アフターサン』をAmazonレンタルで。 監督/脚本:シャーロット・ウェルズ(長編初監督)

ついに『アフターサン』を観た側の人になった。
イヤしかし…なんちう作品だ。

【あらすじ】
11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。

【感想】
表面上はこのストーリー通りなんだけど、そのうちに 「?」 「…??」 「ええ…」 「なにそれ…」 カット尻がやたら長くて、最初「新ツイン・ピークス」思い出す位だった。すごく淡々としてる。

観終わった時点ではそこまでのインパクトはなくて、え?あれどういう意味だったんだろうって、まさかって… ちゃんと知りたくなって、考察サイト見て、ええーやっぱり!ってなって。 そう、観た直後はインパクトはないのに、2日経った今、思い出して書こうとすると泣けて泣けて…という。 こんな映画体験は数えるほどしかない。

これは、「観終わった後の映画」でもあるんだな。
お父さんと娘がテーマという先入観とは、少し違うモノが得られた。 映像とスタイリングも、とても好き。 切ない。

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