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Netflix映画『ハーフ・オブ・イット』感想

基本はベタベタのラブコメなのに、なんでよ。 出てくる皆が愛おしい。

【あらすじ】
お父さんと貧しい2人暮らしをしている中国系移民の女子高生、エリーは頭脳明晰で、同級生のレポート代行でお小遣いを稼いでいる。ある日筋肉バカだが憎めないアメフト部のポールから、美女アスターへのラブレター代筆を頼まれる。しかしアスターはエリーにとっても心に想う大切な存在だった。誰とも話が通じない文学や映画の話を、ポールのふりをしながらアスターとやり取りするエリー。一方で代筆を通し男女の友情を深めるエリーとポール。代筆ラブレターやメールのおかげでポールとアスターが近づいていくのだが… .

いわゆるNetflixクオリティでスクールラブなお話だけど、最初から最後までもう好き過ぎて…。登場人物の愛らしさなんだろうな。お父さんや先生などの脇役までみんな好き。全体に軽くさらっとしている所がかえって価値を高めてる。

ちなみに「The half of it」は前世で1人だったが今生で分かれてしまった自分の片割れのこと。運命のパートナーを指すような言葉らしいが、この映画は題名そのままの物語ではない。ああ大好き。

観たきっかけは町山さんの『たまむすび』情報だったけど、彼の微妙なミスディレクションはちょっとな…ていつも思う。その代わりただ観ただけでは分からない情報も得られるし良いのですけど。特に今回は文学や映画からの引用が多くて、その意味を知っていると更に楽しめる。 あと字幕訳がちょっと…な気がしたのでできればあの場面だけでも英文字幕で見直したい。

最初から最後まで泣きすぎて脱水症状になりそうだ。

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