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映画『ユンヒへ』感想

『ユンヒへ』をAmazonプライムで。 監督:イム・デヒョン(長編2作目)

【あらすじ】
韓国で暮らすシングルマザーのユンヒが受け取った、一通の手紙。母の手紙を盗み見てしまった高校生の娘セボムは、自分の知らない母の姿をそこに見つけ、手紙の差出人であるジュンに会わせる決心をする。セボムに強引に誘われるかたちで、ジュンが暮らす小樽へ旅立つユンヒ。それは20年前の自分と向き合う、心の旅でもあった―。(公式サイト) 2019年作品

【感想】
思っていたよりずっとずっと好みの映画でした。舞台になる小樽の雪景色が美しくて、それだけでも満足。

実は『Love Letter(岩井俊二)』ってトヨエツのクセつよ関西弁とキャラがどうにも好きじゃない記憶ばかり残っていて。「今作は(アジアで絶大な人気を誇る)Love Letterにインスパイアされて」作られたらしいけど、自分は正直こちらの方が好きかも知れぬ。

主役ユンヒ(キム・ヒエ)の色々なダメっぷりに共感したり、同性愛の許されない時代性が滲み出てきて辛かったり、ユンヒの娘セボム(キム・ソへ)の演技が素晴らしかったり、その彼氏役も、木野花や薬丸翔なんかのワキもすごくいいし、なんとユ・ジェミョンもユンヒの元夫役で登場。

日韓入り交じってのドラマだけど、どこにも隙がない。隅々までキチンと作られている。好感しかない。雪国の、雪が好きな人に観てほしいな。

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