TM-6.2.2 (K2)カスタムツールを決定する場合のマネジメント上の問題点について説明する。
カスタムツールを決定する場合の問題点
コストと時間の増加
カスタムツールの開発には、ベンダーツールやオープンソースツールの購入に比べて、コストと時間がかかります。これは、ツールの設計、開発、テスト、運用など、すべての段階で、チームの専門的な技術やリソースが必要になるためです。
技術的リスク
カスタムツールは、チームの専門的な技術によって開発されるため、技術的なリスクを伴います。例えば、ツールの開発者がプロジェクトから離れた場合、ツールのメンテナンスが困難になる可能性があります。また、ツールの品質が十分でない場合、欠陥の検出やデータの生成に問題が発生する可能性があります。
運用管理の複雑化
カスタムツールは、チームのニーズに合わせてカスタマイズされることが一般的です。そのため、ツールの運用管理は複雑になる可能性があります。例えば、ツールのバージョン管理や、ツールの使用方法の教育など、運用管理に追加のコストとリソースが必要になる可能性があります。
練習問題
Question #47 (2 Point)
【出典元】
ISTQBテスト技術者資格制度
Advanced Level シラバス日本語版
テストマネージャ
Version2012.J04