TM-2.4.4 (K3)適用可能な標準化団体の利用可能なテンプレートを採用して、組織、ライフサイクル、およびプロジェクトのニーズに合ったテスト成果物のための文書化の規範とテンプレートを定義する。
テスト成果物のための文書化の規範とテンプレート
テスト成果物文書化の規範とテンプレートとは、テスト成果物を作成する際に守るべきルールや、その成果物をどのように作成するのかという手順を定めたものです。テスト成果物は、欠陥レポート、テストケース仕様、テストログなど、さまざまな種類がありますが、それらすべてに共通するルールや手順を定めることで、テスト成果物の一貫性と品質を向上させることができます。
テスト成果物文書化の規範とテンプレートを作成する際には、適用可能な標準化団体の利用可能なテンプレートを活用することができます。例えば、IEEE 829 は、テスト成果物の作成に関する国際標準です。この標準では、テスト計画、テストケース仕様、テスト結果レポートなど、さまざまなテスト成果物のテンプレートが提供されています。
適用可能な標準化団体の利用可能なテンプレートを活用することで、テスト成果物文書化の規範とテンプレートを作るための基本的な枠組みを構築することができます。しかし、それだけでは十分ではありません。組織やプロジェクトのニーズに合わせて、テンプレートをカスタマイズする必要があります。
例えば、組織が採用しているソフトウェア開発ライフサイクルや、適用する標準と規制、開発される特定システムに関連するプロダクト品質とプロジェクトリスクなど、さまざまな要因を考慮して、テンプレートをカスタマイズする必要があります。
練習問題
Question #21 (2 Point)
【出典元】
ISTQBテスト技術者資格制度
Advanced Level シラバス日本語版
テストマネージャ
Version2012.J04