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《小説》御前レファレンス。《連載》

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不可思議な現象や事象の相談を専門とする図書館のレファレンスがある。担当のミサキは、目は見えないが見えないモノが視えるなどの能力を持つヒバナと協力して相談依頼に応えていく。
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#インナーワールド

御前レファレンス。(0-2)

第壱回『雲云なす意図。』後日譚:エピローグ。      †  日常の反対は、非日常ではな…

御前レファレンス。(16-2)

第壱回『雲云なす意図。』♯16-2:蛛、結う糸。2      †  僕にその能力があったので…

御前レファレンス。(16-1)

第壱回『雲云なす意図。』♯16-1:蛛、結う糸。      † 「――っうっしゃああ~~~~…

御前レファレンス。(15)

第壱回『雲云なす意図。』♯15:長い手紙を書くように。      †  以前から、心には《…

御前レファレンス。(14-3)

第壱回『雲云なす意図。』♯14-3:そう惑う。3      †  其処はおなじく大学の教室の…

御前レファレンス。(14-2)

第壱回『糸云なす意図。』♯14-2:そう惑う。2      †  僕は、映画『ターミネーター2…

御前レファレンス。(14-1)

第壱回『雲云なす意図。』♯14-1:そう惑う。      †  また頭のなかで声がする。  ――また?  またって、いつだっけ。  この声は。 「〝蠧魚〟は、もともと意思もカタチも存在すらない。ほぼ概念のようなモノであり、本来こっちの世界では認識の《外》にある」  聞き覚えのある声。  ああ、これは僕だ。 「けれど、ごく稀にあっち側とこっち側を隔てる壁にできたヒビから、それこそ滲み出して、人間の感情や記憶などに干渉することで『存在』を得る。そして具現化したモ