はじめてのセッションを終えて

 日本では、すでにゼミやガイダンスでeラーニングを経験していました。けれど、外国での講義ははじめて。なにはともあれ、初めてのセッションが無事終わってほっとしています。

 ウィーン大学の演劇・映画・メディア研究所の講義です。

 金曜日、現地時間の11時半から二時間。第一章のイントロダクションと第二章のアンダーグラウンド演劇の誕生について、レクチャーを行いました。

 eラーニングに切り替えるにあたって準備したのは、すでにNoteに書きましたが、今回のレクチャーの講義全文とプレゼンテーション書類です。すべてをPDFで、4月7日に、履修登録者に配布してありました。

 実際の講義にあたって準備したのは、まず、シラバスと今回のセッションのタイムテーブルです。この二種類を22日の水曜日に、学生に送りました。

 同時に、プレゼンテーション書類にナレーションを吹き込む作業を、友人の大木さんの協力を得て行いました。

 進行はこんな感じです。

 私自身によるイントロダクション。30分

 短い映像を含むMP4フォーマットにしてプレゼン書類を全員で見る。40分

 5つのグループに分かれての学生同士の討論。20分

 質問の時間。20分

 質問は予想通り、絶え間なく来ました。熱心だし、礼儀正しい。私にとっても楽しい時間でしたが、ともかく疲れますね。2時間が限度で、できれば、一時間ごとに15分くらいの休みを取った方がいいようです。

 また集まった27人のうち、10人がウィーン市外にいるのに驚きました。

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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。